昨日取り上げたニュース(国民の半数が感染する日)のように、既に驚くべきほどの多くの人が感染しているのなら、無症状・無自覚の感染者からも感染するのかどうかが気になる。
感染したり、させてしまったりしないために私たちは何をどう注意しなければいけないのかをダーゲンス・ニュヘテルの医療記事専門記者が簡潔に適切にまとめてくれていたので、紹介します。
この情報が気になる人は、私のブログのようなあやしい個人ブログ(😅)で満足されず、ぜひダーゲンス・ニュヘテルの元記事とダーゲンス・ニュヘテルの記事で引用されているWHOなどの信頼できる情報発信機関のサイトに掲載されている記事をご参照ください。以下は私の覚書です。
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WHOが中国の状況からまとめたレポートや、アメリカ、アイスランドで実施されていてる感染検査結果、また日本のダイヤモンド・プリンセスでの感染状況から、感染しても無症状の人(検査時には感染していても無症状だったがその後症状がでる人、また感染期間を通してまったく症状が出ない人もいるので、この2つもわけて考える必要があるそう)、また症状が認められても軽症の人が一定数いることがわかっている。
WHOのQ&Aサイトでは、はそのような症例がゼロとはいえないが、無症状の感染者から感染することはまれであると説明している。中国の状況をまとめたレポートにも、無症状の感染者から感染することはめったになく、無症状の感染者から感染が拡大するということは考えにくいと結論づけている。
スウェーデンの公衆衛生庁やアメリカのCDCも、無症状の感染者が感染を広げるとは考えていない。
一方で、かなり軽い症状だけであっても症状のある人はその早い段階から他の人へ感染力を持つのではないかということがドイツの状況をまとめたnatureの掲載記事などにまとめられている。
また、欧州疾病予防センターECDCでは一般的な症状がある人の感染力は7日から12日間程度、重篤な症状の患者ではその期間は2週間程度とみられるとまとめている。
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健康な状態であるなら「実は既に感染していて他の人に移してしまうのではないか?」と必要以上に気にすることはしなくてもよさそうだ。これまで通り、他の人とは距離をあけ、少しでも症状があるのなら家からでないことを徹底するとよい。
状況が刻一刻と変わっていく毎日の中で、テレビというメディアの持つ力を改めて感じているが、上のようなまとめ記事は新聞社ならではの仕事で、すばらしい。
ダーゲンス・ニュヘテルは、今、広告収入激減でこのままいくと経営状態にも影響がでるとも報じられているが、目下コロナの情報を多くの人に伝えるために、有料の購読者以外にもすべての記事を無料で開放している。
この先もこのような新聞の記者が力をこめてまとめてくれたこのような記事を読みたいと思った人は、最初から有料読者にならなくてもよいから、ぜひサイトを訪れて記事を読んでみてください。Have a nice Friday!