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2ヶ月経った今、ここが踏ん張り時

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WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスのパンデミック宣言をして2ヶ月。

このブログでも、3月15日に「先週、公衆衛生庁が『スウェーデンで感染拡大のリスクはとても高い』と発表したあたりから、人々の行動が少し変化してきた」と書いている。そして2ヶ月経って、人々の行動は再び変わり始めようとしている。

でも、今気を抜いちゃダメ!

昨日はロックダウンがようやく緩和されて喜ぶパリの人たちの様子が報道されていたが、スウェーデンでニュースになっていたのは、社会防衛対策庁が「スウェーデン人は言われた通りに行動しなくなってきた」と警告を出したこと。

社会防衛対策庁(MSB・Myndigheten för samhällsskydd och beredskap)は3月21日から継続して、合計5000人を対象としてコロナ危機で人々の懸念、政府や行政への信頼度、さらに個々人の行動がどう変化してきたかに関する調査を続けている。

そして直近の5月7日から10日にかけて実施された調査の結果では、私たちの行動がリラックスしたものになってきてしまっていることがわかった。公衆衛生庁からの要請に変化はないのに、少しだけ状況が落ち着いてきたことを自分で勝手に判断し、言われたことをきちんと守らず、行動がいいかげんなものになってきているらしい。

調査は「新型コロナウイルス感染のリスクを減らすために以下の項目で行動を変化させましたか?」と質問しているもので、「いつもよりニュースをよく見る」「社会的な活動を減らした」「大勢が集まる公共の場所には出かけなくなった」「公共交通機関の利用を減らした」などの各項目での回答が5%から10%も減ってしまった。

私もこの週末に友人と電話で「長丁場ってほんとにそう思う。なんだか今の状態に飽きてきているのか、ちょっとオフィスが懐かしくなったり、誰かと会って話したくなったり。このあたりが踏ん張り時なのかも」と話したばかりなので、調査結果がこうなるのは実感として理解できる。

そして、これもちょうど2ヶ月程前、周辺のヨーロッパ諸国が次々とロックダウンなどの力強いコロナ対策を決定していく中、スウェーデンの首相からも大切な発表があるといわれた日のことを思い出す。

緊張してテレビの前に釘付けになっていたら彼の口から出たのが「しっかり手を洗いましょう」。「え、そんなんで大丈夫なの?」っとちょっと気が抜けた時のことだ。

新型コロナは長期戦へ - swelog 今日のスウェーデンのニュース

でも、そんなんで大丈夫なのだ、というよりもたとえ他の様々な力強い対策をしていても、しっかり手洗いができていなかったり、他の人と適切な距離をとっていなければ元も子もない。

そういえば私も最近以前より手洗いがちょっといいかげんになっている。簡単なことが一番重要。今日からまた気を引き締めて、簡単なことをずっと続けよう。

社会防衛対策庁がスウェーデンが行政の要請に従わなくなってきている傾向を警告