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子供ターゲットの寄付という名のボッタクリ

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世界中で人気のオンラインバトルロイヤルゲーム、フォートナイト。

スウェーデンで(おそらく世界中でも?)問題になっているのは、子供が多額の「寄付・投げ銭」をアイドルプレイヤーにできてしまうその仕組み。

11歳のヴィッレ君は親のクレジットカード番号をこっそりコピーして簡単に寄付のための口座を開設し、好きなアイドルプレイヤーのために27,000クローナ(約31万円)近くを捧げてしまった。

「無料」で遊べ、世界中に2億5千万人の登録ユーザーがいるフォートナイト。

ユーザーは自分たちでプレイする以外にも、YoutubeやTwitchのライブストリームやプレイビデオ経由で自分が応援したいプレヤーにクレジットカード、PaypalやSwishを使って投げ銭を送金することができる。

そして、Twitchではアカウントを作ることができるのは13歳、またPaypalは18歳以上となっているにも関わらず、現行ではたいした年齢確認の仕組みもないため、子供たちは簡単にアカウントをつくったり、寄付をしたりできてしまう。

一方、親の方はTwitchとは何かも知らない人がほとんどという状況。

同じような問題はデジタルのゲームだから起こることではないし、また今はじまったことではもちろんないけど、この親子のギャップを埋めるのも、お互いへの関心と会話なのでしょうか?

子供がターゲットのカジノ・「寄付」はネットカジノにに近い

 

© Hiromi Blomberg 2023