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世界で一番の仕事

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スウェーデンほとんどの大学のジャーナリズムの授業で使われている教科書「レポーター (Reporter - Groundbok i Jounaristik)」を読んでいる。

2009年にこの本が出るまでジャーナリズム学科で使われているスウェーデン語の教科書らしい教科書はなかったそうだ。それまでは英語か、ノルウェー語で書かれた教科書を使っていたということ。今ではこの本を使っていない大学はないのかと思うほど普及していて、2014年に変わりゆく業界状況を反映させた第2版が出た。

 

有名なアメリカのピート・ハミルがジャーナリストが世界で一番いい仕事だと講演で話したのを聞いた話から、著者のビヨン・ハーゲルもなぜ「ジャーナリストが世界で一番いい仕事と思うか」その理由が序章でいくつか挙げられている。

 

誰にでも電話して、なんでも聞ける

世界を変えることができる

毎日なにか新しいことに出会える

毎日だれか新しい人に出会える

歴史が書き変えられる瞬間に立会い、自分で書くことができる

民主主義の一翼を担える

物知りになって、ゲームで勝てる、などなど。

 

 

昨日、デンマークでは公共放送がテレビとラジオのジャーナリストや制作の人間の首を切ると言う記事を紹介したけれどもスウェーデンでもジャーナリストの数はどんどん減っている。

文化的な仕事は増えているそうだけど、以前はフルタイムとして保証された形で働いていた人達が、今はプロジェクト雇用であったり、契約期間が決まった形で働いている人が多いらしい。

 

芸術系の大学、学部への学生も年々減っているそうで、次の政府でここらへんの高等教育が減らされなければいいけど。

 

2018年9月19日

 

芸術学校への入学生が減っている (SVT Nyheter)

 

 

 

 

 

© Hiromi Blomberg 2023