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血液型は占いではなく、病気の診断や治療に使う

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スウェーデンの人口の約半数を対象とした超・大規模な研究でわかったのは、血液型と特定の病気になるリスクとの間の明確な関連性。

この研究 を指導したスウェーデン・ルンド大学の血液・輸血医学部のマーティン・オルソン教授は「もしもひとつの血液型がすべての病気に対して優位性を持つなら、血液型に多様性は生まれなかったはずだ」と解説する。病気に対して、血液型による明確な勝者はいないという。

この大規模なデータベース上の関連性を追った研究で調べられたのは、全国500万人のスウェーデン人と1200種類の診断(症例)との関連性。

例えば、血液型0型と血栓との関係は顕著で、この血液型の血は血栓を防ぐことは明らかだと言う。このことはこれまでも知られていたが、その関連性をはっきりと裏付けるものとなった。他にも血液型と診断例の関連性が明らかになったものは49例に及ぶ。

これまで知られてなかったが今回新しく浮かび上がってきたものには、血液型B型は腎臓結石を予防するというものがある。理由はわかっていないが関連性は有意で、この発見が偶然によるものとは考え難いそうだ。今後さらなる研究を要するが、これは有意義な発見だという。また膵臓がんと血液型A型との間にも明確なつながりがあるそうだ。

血液型の情報はこれまでは輸血や臓器移植の際に使われてきたが、この先、研究が進めば、血液型をがんなどの深刻な病気の診断や治療方法の改善のために使える可能がある。

日本と違い、スウェーデンでは自分の血液型を知る人はそんなに多くない。私の夫も徴兵にいった時に調べなかったのか?、と思うが、自分ではっきりと知らないそうだ。

血液型を知らない人へのオルソン教授のおすすめは、献血すること。献血に行けば血液型もわかるし、一回の献血で3人もの人を助けることができる。

先日ひさしぶりに会ったいとこが「これはB型の血やで!」と血液型の話をして、なんだか懐かしかった。はい、私はB型です😊

血液型は特定の病気になる可能性に影響する(SVT)

 

© Hiromi Blomberg 2021