昨日のブログ記事で、いつもフィンランドの空港でスキャンしている私の生体認証(指紋認証や顔認識)の情報、誰がアクセスできるかな? と疑問に思ったばかり。
今朝は100万人以上の生体認証データがセキュリティの甘い状態で放置されていたというニュースがあった。これはイギリスの警察や銀行が使っている生体認証プラットフォームのセキュリティホールをイスラエルの専門家達が見つけたというもの。スウェーデン公共放送のニュースの元ネタはイギリスの新聞ガーディアンなので、興味のある方はこちらからどうぞ。
イスラエルの専門家達はフィンランドの駐車場管理者が持っている生体認証データもオープンになっているのを見つけたといっているので、やっぱり、私もデータもすでにいろんなところに出回っているような気がする……
さらに、スウェーデンの小売店が得意客をすぐに認識できるように顔認識の導入を検討しているというニュースもあった。顧客の顔と名前をすべて覚えているという伝説のホテルの受付のように、お店に入ってきた客を識別し、Eコマースでは味わえないような特別感を提供するのが狙い。
ストックホルムに新しく導入されようとしているこの技術はNordic Tech Houseという会社が提供する予定。一方、スウェーデンの情報取扱監視局(Datainspektionen)では、個人情報の取扱い方などで違法の可能性があるとして導入に批判的だ。
そういえば日本では勝手に顔認識で性別や年齢を判断して商品の表示を変えるという飲み物の自動販売機があったなぁ。最近では日本のタクシーも顔認識しているとか読んだ覚えもあるけど、違法性とか検討されているのだろうか?
まぁ日本の状況はともかく、スウェーデンの小売店は顔認識など導入しなくてもいいから、普通に正しい商品知識をもって客を客として扱ってくれるだけで十分。どうぞよろしくお願いします!