目に見えないだけによけいおそろしい新型コロナウイルス。
なんとかその姿を捉えようと、テレビやネットのニュースによく出てくるウイルスの顕微鏡写真はもう見たくないという人も多いのではないだろうか?
感染拡大に関するビジュアライゼーションといえば、これまでは国別の感染状況や感染者数の時系列の増加状況のグラフなどがよくでてきている。
昨日からスウェーデンの医療機関発表の数字を使った新しい視覚化の試みが始まったが、一瞥して驚いたグラフがあったので紹介したい。このSVTの特設ページで紹介されている情報は、これまでに集中治療室に運ばれてきた人たちの特性を表したものだ。
私がここで驚いたのはこの患者数の男女間比率だ。男性の方が多いとは耳にはしていたが、このグラフで見るまでここまで偏りがあるとはわかってなかった。
文字で呼んでも頭にすっとはいらないことをすぐにわからせる図表の力はやはりすごい。
今朝は新型コロナ肺炎の患者の肺のレントゲン写真も公開されていた。症状が軽くでる人では風邪やインフルエンザに似ているとは言われているものの、症状が重い人はどうなるか、この写真をみるとよくわかる。
(新型コロナウイルスの重症患者では肺に大きな変化がみられる」
昨日はもう一つ、見慣れたグラフだが、大きな変化があったものも発表されていた。それはスウェーデンの各政党の支持率のグラフ。ここのところの政府の対応への評価を反映したものか、与党である社会民主党の支持率が大きく伸びている。
日曜日の夜の国民へのメッセージが、レトリックの研究者にもお墨付きをもらうほど好評だったロベーン首相の演説。次に彼の口から何が発表されるのだろう?