混雑する公共交通機関を避けるために自転車で通う人が増えているが、それと同時に自転車泥棒も増えた。2020年の上半期に警察に届けられた自転車の盗難は33,000台で前年同時期比で9％増となった。
スウェーデンの自転車は結構高いので中古をフリマサイトで買う人も多いが、買おうと思った自転車が盗難品でないか、くれぐれもご注意を！ と警察が呼びかけている。
自転車には車体番号がついているのでそれで調べることができる。中古を買おうと思った人は車体番号を警察に連絡するとそれが盗難自転車として届けられていないか調べてもらえる。警察は自転車の盗難事件など捜査する余裕はないのだが、盗難にあった時はとりあえず届けておくと、こうしてフリマアプリで売られている盗難自転車が見つかることもある。
人気のフリマサイトBlocketで売られている中古自転車は今年にはいってから12％増えた。スウェーデンで盗った自転車を東欧諸国へ流す、といういつもの（？）やり方がコロナでそんなに簡単にできなくなった中、スウェーデンのフリマサイトにはきっと盗難自転車が例年よりもざくざく混じっているにちがいない。
ニュースでインタビューに答えていたファニーさんは、数年前に8000クローナ（約10万円）で買った自転車が最近盗難にあった。街中もまたいろんなフリマサイトもしらみつぶしに探したがまだ見つからないと嘆く。
はい、高い自転車は盗られると本当に悲しい。私もやっぱり、もう一段階強力な自転車錠を買うべきか？
