8万人が働く自動車部品業界
ボルボも資本は中国に変わったが、生産に必要な技術開発はスウェーデン行われており、自動車産業はスウェーデンの中で重要な地位を占める。
自動車部品製造の業界団体には約350社が参加しており、8万人が働いている。
電気自動車の時代になると部品数の3分の1がなくなるとみられており、その製造に関わる人も組み立てに関わる人も必要なくなる。また組み立て自体もさらに自動化が進むので、さらに人は必要なくなる。全体では数万人の仕事が、遅かれ早かれ消えていく見込みだ。
人材を将来の仕事に移行させる
一方で、大学の研究者は、電気自動車の時代には異なるタイプの人材を迅速に必要としており、この国は準備ができていないと指摘する。
下請け業者の中では、政府が温室効果抑制を進める政治的なイニシアティブを取るという方向から予算をつけ、電気自動車の新しい技術への移行を後押ししてくれるのを待っている会社も多いという。
また資本力を持った大企業だけではなく、小さな下請け会社でも新しい技術に投資できるように、多くのベンチャーキャピタルの参加が進まないと、職に関して危機的な事態に陥る可能性がある。
歯医者に求められる技術も変わってきていた
昨日訪れた歯医者では、歯型を取るために使われたのは従来の歯に押し付ける印象材ではなく、3Dスキャナーによる計測だった。私の担当の歯医者もスキャナーの使用はまだ慣れていないようで、歯科衛生士に教えてもらいながらの対応(よって、ちょっと不安が残る。。)
歯医者に求められる技術も知識もずいぶん変わってきているのを実感した。