今日からストックホルム・ファッション・ウィーク。先週はコペンハーゲン・ファッション・ウィークだったらしい。。(きっと誰も知らない。。)。
ストックホルムのデザイナーのことは残念ながらあまり詳しくはないけど、デンマークには結構好きなブランドがたくさんある。まぁ、買い物にに行くのはもっぱらコペンハーゲンだから無理もないか。
平均的なスウェーデン人は、毎年約10キロ、50枚相当の新しい衣服を購入するらしい。一方、1枚のTシャツを作るのに5千から1万リットルの水を必要とする。今年の乾いた夏を経験しなくとも、移り変わる流行を発信するファッション・ウィークと環境問題は対極にあるように思える。
ルンド大学には環境にやさしいテキスタイル産業のビジネスモデルの研究者がいて、企業には素材や技術面からのアプローチがあるが、大事なのは消費者の態度で、やはりあまり買わず、買ったものを大切に着る、につきるらしい。
スウェーデンのエコロジカルなジーンズブランドNudie(ヌーディー)は安くはないけど(特に日本での値段を見るとびっくりするほど高いけど!)、破れたり、ファスナーがおかしくなれば、持っていけばいつでも修理してくれる。
エコデニム地のおしゃれなジーンズは履き心地もいいし、修理もしてくれるのでめったには買わないけど、買うときにはこのブランドしかかわない私のようなファンが多いだろうから、おそらくこれでビジネスとして成り立つのだろう。
スウェーデンなんかこの方面に力をいれればいいのに、と思うけど、イケアにしてもH&Mにしてもこれまではサステイナブルとは対極のビジネスモデル。これからに期待してます。