swelog ニュースで語るスウェーデン

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ホッキョクキツネの赤ちゃん、少し増加

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暑い−! ルンドは熱帯夜(スウェーデンでは夜でも気温が20度以下にならない夜)だった? 今日は30度まで上がるらしいです。昨日取り上げたニュースのように「氷河が死んでいく」のも理解できます。

ホッキョクキツネ(スウェーデン語でFjällräven。日本でも人気のスポーツアパレルブランドの名前でもある=フェールラーベン)も、スウェーデンでは早くも1928年から絶滅危険種リストに挙げられている動物。でもこちらは子供が増えているニュースです。

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キツネの写真がなかったので、こちらでも。画像: Alexander Hall/imagebank.sweden.se

スウェーデンを含むスカンジナビアの北極圏で個体数が減っているホッキョクキツネは、餌を与えたり、ホッキョクキツネの驚異となる普通のキツネの数を減らしたりのプロジェクトが進行中です。

プロジェクトはEU、スウェーデン北部のフェーレン山岳地方のある地域行政(イェムテランド、ヴェステルボッテン、ノールボッテン)、さらにはノルウェーの環境管理局の共同で運営されており、去年はスカンジナビア全体で114、今年はスウェーデン北部ののフェーレン山岳地方で50匹の赤ちゃんが生まれたもよう。

ホッキョクキツネは肉食でレミング(北極のネズミ?詳しくはこちらをどうぞ。

レミング - Wikipedia)が大切な食料なのだそうですが、レミングは3,4年に一回大繁殖と絶滅を繰り返す動物。今年は繁殖年ではないので、ホッキョクキツネの生き残りのために餌を与えることは大切なのだそうです。知らなかったことだらけで勉強になるニュースですこと。

それにしてもキツネ、かわいいなぁー。

イェムテランドのHelags山岳地区でホッキョクキツネの赤ちゃん続々誕生

また、世界で一番大きいミミズク(フクロウ?違いはなんだろう?答えがあった!

フクロウとミミズクの違いはどこ?頭についている羽角がポイント!)で同じく絶滅が危惧されているワシミミズクにも今年ベビーブームが来ているというニュースもありました。去年は一頭しか確認できなった赤ちゃん(といってもデカイ!)が今年は既に30羽確認されているそうです!

ワシミミズクのベービーブーム、今年は30羽確認

© Hiromi Blomberg 2023