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飛ぶのは恥だ、が及ぼす影響

逃げ恥ならぬ「飛び恥(Flygskam)」は、2018年の新語30にも選ばれたスウェーデンで最近使われ始めた言葉。

気候変動が問題になっているこのご時世に、国内移動に飛行機を使ったり、タイまでチャーター機で休暇に行くのは恥ずかしいですよ、という意味だ。

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グレタ・トゥーンベリに「パニックになってほしい」と言われ続けているスウェーデン人たちは「飛び恥」を一時の流行語だけにはしなかったらしい。

国内線の利用は2018年で3,7%減少しており、2019年に入っても第1四半期はマイナス5%と減少傾向が続いている。

この状況を受け、国内線運行のBRAは人員の30%にあたる363人を解雇することを発表した。業績悪化には「飛び恥」も需要の変動に影響していると指摘されており、そのほかにも燃料代の高騰や飛行税の増税などに対処するため将来に向けた改革を行う。

発表された改革の中身は、来年にかけてジェット機からプロベラ機への機体の変更と、需要の減った路線の廃止や便数の削減など。

古く、燃料効率が悪い大きなジェット機を、小さく環境にもいいプロペラ機に変更していくのが改革の中心となっており、今回削減される人たちもジェット機のパイロットや整備士など、従来のジェット機の運行に関わっていた人達だ。

今、スカンジナビア航空ではパイロットたちのストライキが長引きそうになっている。ストライキも必要なのでしょうが、SASの人たちも自分たちの職能を時代に合わせてアップデートしておかないと、BRAのパイロットのように大量解雇される未来が待っているのかもしれない。

それにしてもゴールデンウィークだというのに、ストライキしているSASのチケットをとっていた日本の方々にはお気の毒としかいいようがありません。

国内運輸のBRAが従業員363人の解雇へ