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犯罪者を刑務所からだして自宅監視としたい犯罪監督局

スウェーデンでは6ヶ月までの禁固刑となった犯罪者は、刑務所で過ごすかわりに自宅などで監視されながら刑期を送ることを申請できる。

自宅監視が認められた犯罪者は、電子信号を発生させる足輪をつけスケジュールにそった行動を送ることが課せられる。アメリカなどの国では、足輪からの信号発生技術にGPSを使用しているため、よくGPS監視と呼ばれる監視方法だ。

Fotbojaースウェーデン犯罪者監督局による説明

2019年7月時点で4371名が刑務所に、1959名が拘置所にはいっているスウェーデンでは、犯罪分類に関わる法改正などもあり刑務所、拘置所のキャパシティが絶対的にたりていない。監督局では今後25年程度先までの犯罪者数の予測をしているそうだが、将来的にみても犯罪者は増える予想である。

そこでこの秋の予算編成期にあわせて提案されているのが、現在6ヶ月までの禁固刑となっている足輪監視へ申請を行うことができる対象者を1年までの禁固刑に伸ばすことだ。

現在刑務所の外で、足輪により監視されている犯罪者は1500人いるが、これは10年前に比べて半減している。同時に監督局の犯罪者監視にかかるコストは、同じレベルの刑期(1年以下)の犯罪者の場合は、刑務所での場合は一人一日あたり2300クローナ(約2万6000円)、足輪での監視の場合は一日500クローナ(約5900円)かかるので、足輪監視に移行する犯罪者が増えると、かなりの費用の節約になる。

日本では刑期を送るべき犯罪者が行動を制限されているとはいえ、自宅で暮らせたり働けたりするこの方法はなかなか受け入れられにくいのではないかと思う。

しかし、こうして費用などの実態や現在の問題がみんなにオープンにされると、私達ひとりひとりも、主体性をもって考えざるをえなくなる。社会的関心はこのような透明性からも育成されていくのだろう。

犯罪者監督局はより多くの犯罪者が足輪で刑期を送ることを望む