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どこまでもかっこいいグレタ・トゥーンベリ

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スウェーデンには毎年みんなが楽しみにしている夏のラジオ番組がある。話題となった人が自分の好きな音楽をかけながら、その話題となった出来事の背景や、個人として大切にしていること、人生の転機となった経験などを好きな形で話すトーク形式の「夏(の話)」というタイトルの番組だ。

出演する人はなんらかの分野でなにかを成し遂げた人たちで、この番組にでた、という事実がまたその人のキャリアになっていくような、1959 年から60年以上続いている、そんな国民的ラジオ番組である。

長い夏休み中で多くの人に時間がある中、ドライブしながら、また庭仕事しながら耳を傾けるのにぴったりの内容。意外な人の意外な側面やこころにぐっとせまる人情話に人気がある。また今はポッドキャストでいつでも聞けるので、一昔前よりもこの「ラジオ番組」の人気は再度高まっているようだ。

今年も6月20日から日替わりで58人の人が話すこの「夏の話」、今年の初日に登場するのが、これまでの出演者のなかでも最年少となるグレタ・トゥーンベリだ。

昨日は出演者の発表会で(毎年出演者が全員一斉に集まるが、今年はコロナの影響でひとりひとりだった)、そこで彼女がインタビューで話していたのが、またかっこよかった。

グレタ曰く、「番組のプロデューサーからは、事実よりも個人的なことを話してと言われたけど、そんなの意味ないと思う……(中略)つまらないかもしれないけど、私はやっぱり「気候」について話す。それでは「ファクト」が多くて「感情」が少ないっていわれたけど、私はそういう人間。でもみんなが満足するように少しだけは個人的なことも話す。私は個人としては面白みにかけるし、大事なのは気候危機の問題だけど、私の個人的な経験がみんなが危機に興味を持つきっかけになるのなら、それを使ってもいいかなと思う」。これをさらっと言ってのけるところがさすが。

今年の年頭に放送された「冬の話」では、ヨハン・ロックストロームの話は英語版もあったけど、グレタの話はどうなるのかな? 英語版もできるといいですね。

ヨハン・ロックストロームと迎える「真実の新年」 - swelog 今日のスウェーデンのニュース

グレタの話の他に、私が楽しみにしているのはもちろん(?)、誰も知らない普通の官僚だった毎日から世界でいちばん有名な疫学者になったアンデシュ・テグネル(6月24日)。そして大好きだったテニス選手、ロビン・ソーデリン(7月5日)。

生活に必要だから勉強しただけで、普段はスウェーデン語にあまり思い入れはないのだけど、こんな時はスウェーデン語勉強したかいがあったと涙するw。さて、ロビンは何話すのかな? そして、時としてその人なりを何よりも強く映し出すのがかける音楽の選曲。グレタがどんな音楽を選ぶのか、今から楽しみだ。

個人的なこと話してと言われたグレタ・トゥーンベリ「そんなの意味ない」