swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などの面での日本とは異なるアプローチがヒントになればと、 スウェーデンのテレビや新聞のニュースの中から、ささったトピックを毎日ひとつ選んで紹介しています。 週末は長めの読み物 swelog weekend スウェーデンのニュースメディアを取り巻く環境の変化にも注目しています。

「最高の誇りをもってやっていこう、映画業界!」

 

今年のスウェーデン映画界のアカデミー賞『グルドバッゲ賞(金のカブトムシ賞、すごい名前だ)』を獲得したのは、昨年のカンヌ映画祭で「ある視点大賞」を受賞し、日本でもこの秋公開予定の、不思議な雰囲気を持つ力強い作品、『ボーダー (原題・Gräns)』。

来月末発表の米アカデミー賞では、トロールの特殊メイクでメイクアップ賞にノミネートされている。昨日の授賞式で主演女優賞を獲得した特殊メイクなしのエラ・メランデル本人を見ましたが、確かに別人だった。

8歳の頃から、自分で自分にこの映画賞を勝手に授与していたというアリ・アバッシ監督が、壇上でついに現実のものとなった受賞スピーチで強調したのは、「俺たちすごいよ、もっと自信もとう」。

スウェーデンの映画業界も、ハリウッドのブロックバスターやらNetflixやら、政府からの補助金問題やらで、経済的に厳しいのは同じ。でもいいものを作っている、素晴らしいものを世にだしている、このレベルの高さに誇りをもとう、と。

誇りを持つには、やりきらないとね。アリさん、力強い言葉をありがとう。

『ボーダー』が最優秀作品賞 (SVT Nyheter)