スウェーデン王立工科大学が、電動キックボードや、ロボット掃除機やロボット芝刈り機などの、いわゆるスマート家電がいかに簡単にハッキングできるものなのか、その様子を公開している。
電動キックボードは他の人が使用中であっても、速度を変えるなど車体のコントロールを乗っ取ることが可能。ロボット掃除機のカメラを乗っ取り、家の中の様子をビデオで撮影することもそんなに難しいことではないようだ。
ポンテュース・ヨンソン教授によれば、多くのスマート家電はセキュリティにそんなにきを配っておらず、ソフトウェアの組み立て方自体が悪いので、自分で調整してハッキングを防御することができない。
セキュリティのためには使用しないことが一番で、もしくは製品の特徴としてセキュリティの高さをうたっているものを買うことでしか守ることは難しいそうだ。
そうのような製品の値段は自ずから高くなるが、わざわざ自分からハッカーのために監視カメラを自宅に設置するようなことを避けたいのであれば仕方ない。
電動キックボードは、使用中で遅い速度で走っているものなら、ブルートゥース経由でハッキングしてブレーキをかけることもできる。
実験に使っていたのはシャオミ製で、今スウェーデンで普及し始めているサービスに使用されている型に似ているそうだが、そのあたりのセキュリティ、改善されていることを祈ります。
あなたのスマート家電はこうしてハッキングされる「すべてをコントールされる」
電動キックボードをハックして、速度やロックをコントロールする様子はこちら