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2020年4月の空気

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ヨーロッパの航空交通量は70%減り、ストックホルムの交通量は30%少なくなった。

外出が禁止されていないスウェーデンでも、特にストックホルムでは多くの人が自宅からリモートで働き、電車やバスを間引き運転となり、またトラックなどによる物流も減っている。

ストックホルム市環境局の計測によれば、大気中に排出される健康へ悪影響のある窒素酸化物は今、日によっては通常の半分くらいとなる日もあるそうだ。空気がきれいだと肺に疾患のある人も呼吸がしやすくなる。新型コロナウイルスのリスクグループのリスクが少しは減るということだろうか。

二酸化炭素の排出量の計測は時間の経過を必要とし、正確な数字は夏頃まで待つ必要があるが、SVTがインタビューした研究者たちはおそらくこちらも30%くらいの割合で減っているのではないかとコメントしている。

スウェーデンに暮らしていると4月1日はエイプリルフールの冗談が目立つくらいで、少しも特別な日でないのだけど、今日はちょっと気をひきしめつつ、少しきれいになった4月の空気を楽しむために少し長めの散歩にでよう。

新型コロナウイルスの発生から大気中のガス排気量が半減

© Hiromi Blomberg 2023