新型コロナにかかった後、髪の毛がごっそり抜けて皮膚科を訪れる人が増えている、という記事の見出しを読んでびっくりしたが、これはコロナに関わらず他の感染症でも起こり得ることだそうだ。
心理的また身体的なものに関わらず、体が激しいストレスにさらされると髪の根元の毛包の一部が休息状態になり、やがて髪が抜けることがある。去年の春にコロナを患った人の中には数ヶ月後に髪がごっそり抜けた人がでた。ほとんどの場合は少し時間はかかっても髪はまた生えてくる。逆に今のところ皮膚科でできる効果的な治療法はないそうだ。
新型コロナの患者のうち、髪が抜けた人がどれくらいいるのかに関する統計はないが、例えばインタビューに答えていたアニカさんは、同じことに悩んでいる人たちのFacebookのグループを見つけた。ブラッシングの時やシャワーの際に少しずつ毛が抜け始めて、多い時にはシャワーの後にテニスボールくらいの量の髪が一度に抜けることもあったと話す彼女は、同じことに悩んでいる人が他にもたくさんいるということを知って安心したと話す。アニカさんの場合は最終的には全体の3分の2くらいの髪が抜けた。
私も15年くらい前に仕事が忙しかった時に、気がついたら500円玉くらいの大きさで髪が抜けていたことがある。その時は本当にびっくりしたけど、そのうちにまた生えてきた。
コロナの症状は人ぞれぞれだが、人によっては回復後に髪が抜けることもあると知っておくと、いざ自分の身に降り掛かった時ににむやみに心配しすぎることもないだろう。