ごくたまーに、友人、知人の庭などで見かける愛らしいハリネズミこと、Igelkottar。このハリネズミが今年始めに絶滅危惧種として登録されていたなんて!
おそらく3000万年前から存在するハリネズミは、カタツムリから各種昆虫にミミズ、小さなネズミや時にはヘビまで、結構なんでも食べて生き延びてきた。しかしここに来て生存数が激減。スウェーデンの「種のデータベースArtdatabanken」に今年始めに絶滅危惧種として登録された。
生体数が減ってきた理由は解明されていないが、数少ないハリネズミの天敵であるアナグマ(Grävlingar)が気候温暖化の影響で数が増えていることにも関係があるのではないか、との説もある。
ハリネズミは冬眠する。お庭がある人は、冬に備えて払った小枝などを廃棄しないで小山にして片隅においておくことで休眠場所を提供することができることもある。またインターネットで「Igelkott vinterbo」で検索するとはりねずみの冬眠用のお宿の作り方もたくさん見つかるので、作ってみても楽しいかも。
近くにハリネズミが生息していることを知っている人は、この季節、ドッグフードやキャットフードをそっと庭においておくのもいいらしい。昔からの慣習であげていた牛乳は、ハリネズミにお腹によろしくないことがわかっているので餌として与えるのは控えよう。
下記の記事リンク先にあるビデオクリップのハリネズミがとてもかわいいです。
(上の画像はArtdatabankenから。Foto: Trinacria/ Shutterstock.com)