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スウェーデンでは所得格差はどうなっているのか?

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スウェーデンには便利すぎるウェブサイトがあって、名前を入力するとその人の住所や年齢、電話番号を教えてくれたり、最近では住んでいる地区の似たような不動産の価格や住んでいる人たちの平均収入、人気のある車のモデル、どの政党を応援している人が多いかまで、ありとあらゆることを教えてくれる。

それもこれもこの国では様々なデータがオープンになっているからなのだが、スウェーデンの統計を一手に引き受けているSCB(中央統計局)のサイトは、多くの人が興味を持つデータをインフォマティクスで上手にみせる工夫に長けている。

テレビや新聞といった他のニュースメディアでも、公開されているデータをさまざまな新しい切り口でみせるやり方が上手だ。今朝は公共放送のSVTが、スウェーデンでは所得格差がどうなっているかをウェブサイトで上手にみせていた。

しかしデータをみると所得格差の問題よりもスウェーデンでは、2011年から2017年の間で税引き後所得合計の中間値が全国値で13%も増えていることに驚く。ストックホルムでは16%の伸びだ。

スウェーデン全体の格差をみてみると、所得の中間値の2倍以上稼いでいる人を高所得層、中間値の60%以下の所得しかない人を低所得層とすると、各グループの割合はそれぞれ7%、15%。所得の中間値は年24万8,400クローナなので300万円に少しかけるといったところ。日本との比較で注意しないといけないのは、これは世帯所得ではなく、一人あたりで計算したものである点だ。

日本では所得が減少し続けているような印象があるけど、どうなっているのかな? これからちょっと調べてみることにしよう。

あなたの街の所得格差

上のリンクのSVTのサイトからコミューン別に所得格差の情報を簡単に調べることができます。ストックホルムはやはり、所得の中間値も高いし所得の高い人も多いですね。

© Hiromi Blomberg 2023