アイスランドはかっこいい。
アイスランドには何度誘われてもこれまで行ったこともなかったが、最近アイスランドがまぶしい。アイスランドの雄大さと人工物の少なさとその厳しい冷たさに惹かれる。
そしてアイスランドをまぶしく思うのは私だけでなく、それはスウェーデンという国にとってもきっと同じ。アイスランドは、世界で初めて民主的な選出法で女性を大統領に選んだ国だ。それも早くも1980年に。
男女平等が進んでいるとはいえ、実はスウェーデンは北欧で唯一女性が首相になったことのない国だ。現時点でも北欧の首脳が集まると、男性はスウェーデンのステファン・ロベーン、ただ一人。
3月8日の国際女性デーの取材でアイスランドを訪れたSVTの記者に、現首相(女性)が自分の姪が「え、男でも大統領になれるの?」と言った逸話を披露していた。1980年に大統領に選ばれたヴィグディス・フィンボガドゥティルはその後16年間も大統領を務めたが、彼女の後継者が男性だったことがこの姪御さんの発言につながっている。
ちなみに、フィンボガドゥティルさんはもうすぐ90歳になるが、国連の男女平等推進プログラムでアイスランドにやってくる学生にレクチャーを行うなど、今も活躍中だ。
そんなこんなを、ネットでちょっと調べていたら、マイケル・ムーアが少し前に「アイスランドと男女平等」を映画で取り上げていたのをみつけた。幸いにもスウェーデンの図書館の無料ストリーミングサービスCineasternaにもありました。後はこの映画を見るための120分を、今週のどこかで確保するぞ!
『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』”アイスランドの女性リーダーたち”