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「やっかいな、やっかいなウイルス」のその後

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去年の春「やっかいな、やっかいなウイルス - swelog 」で書いた「回復しても若い人でも長期間リハビリテーションを必要とする人がいる状況は、患者と医療機関の双方にとってストレスフルな試練となる」というニュースで取り上げられていたマルクスさんが、元気になって働いているというニュースを見た。

マルクスさんは足を少しも動かすことのできないような状況から、辛くて長いリハビリを続け、ほとんど以前と同じように体を動かせるようになった。自身のケータリングのお店もコロナで大変な状況だったが、それもようやく再び軌道に乗り始めた。

昨年の春に懸念されていたリハビリ患者の急増という状況は、その後のコロナ重症者の治療法方法の改善により、心配されていたほどにはならなかった。当初は重篤な状態の患者は長ければ2,3週間麻酔下で人工呼吸器で命をつなぐことがおこなわれていたが、コロナ治療への知見が高まるにつれ、次第にそのような治療方法は減っていった。

麻酔下で数週間にわたり人工呼吸器に繋がれた患者は筋肉の機能が極端に低下し、上記のマルクスさんのようにCovid-19から回復した後も、長期のリハビリテーションが必要となることが多かったそうだ。

ストックホルムの神経リハビリテーション病棟の上級医師であるオーサ・ランデルホルムさんも、リハビリテーション科で大掛かりなリハビリテーションをする必要とするコロナ患者の数は減っているという。例えば彼女の勤務する広域医療病院の神経リハビリテーション科では、去年の春はコロナのリハビリ患者は50人程度だったのが、第二波では10名程度。しかし、若い人でも重篤な状況に陥る人がいることは変わりない。

さらには昨日は、コロナに感染後、すっかり回復せずにこれといった効果のある治療法もなく、もう10ヶ月以上も医療の間に陥って病欠を続けるイーダさんへのインタビューも放送されていた。やはりコロナは、本当にやっかいな、やっかいなウイルスだな。

大掛かりなリハビリテーションを必要とするCovid-19患者が減少(SVT)

マルクスはすっかり元気になり新しい仕事につく(SVT)

イーダは長期にわたるコロナに苦しむ(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021