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スマホ中毒を自己批判する子どもたち。大人はどうする?

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スウェーデンの国家メディア審議会は青少年のメディア接触状況に関する調査を2年毎に行っている。

昨日発表された最新の調査結果では、子どもたちはスマホを使いすぎている状況に自ら批判的であることがわかった。毎日スマホのアプリで費やしている時間をお手伝いや運動や読書などに使うべきだと自分でも思いながらも、スマホ中毒状況に陥っていると自分のことを客観的にみている。

何に時間を使いすぎていて何にもっと時間を使うべきだと思っているかは子どもたちの年代と性別で、わりとはっきり異なる傾向がでている。

例えば9歳から12歳の男の子では約3割がゲームに時間を使い過ぎていると自覚しているし、同年齢の女の子の場合は約6割がYoutube他のスマホに使っている時間をもっと運動やトレーニングに使うべきだと思っている。

自分のメディア接触状況を批判的にみているのはいいけど、子供の頃から自分の行動に罪悪感を一杯もちながら過ごすのはなんだかかわいそうなような気がする。

スマホ中毒にからはなかなか自分の意思だけでは抜け出せにくいので、親子で使いかたを決めるなど対策が必要だ。こちらの記事では最新の脳科学の研究からの自分でできる対策法をまとめてあるので、よければご参考に。

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さて、子どもたちも気づき始めているスマホ中毒。私たち大人はどう自覚して、どう対処するのだろう? あなたはなにかルールを決めましたか?

 国家メディア委員会調査結果・子供は自分のデジタル行動に批判的

© Hiromi Blomberg 2023