一時はネットでもテレビでも街の交通広告でも、まるでスウェーデン中の人をギャンブル中毒にしてしまえ! との勢いでやっていたネットカジノの広告。
そういえば街中でネットカジノの広告をすっかり見かけなくなった。広告の入るテレビはほとんどみないけれど、きっとテレビでもギャンブル関連の広告は減っていることだろう。
今年の2月に当時市民担当大臣だったアルダラン・シェカラビ(現在は社会保障担当大臣)が、消費者の射幸心をあおるアグレッシブな広告をやめないと法的規制をかけるとギャンブル業界にダメ出ししてから9ヶ月ほど経過した。
昨日の大臣の会見によると2018年はギャンブル企業全体で73億スウェーデン・クローナ(約825億円)投下されたマーケティング費用は、今年に入ってからは43億クローナ(約485億円)へと44%も減少しているそうだ。
そしてあのアグレッシブな広告の代名詞だったNinja Casinoは消費者オンブズマンに訴えられて、すでに6月にはネットカジノ運営免許を取り上げられていた! Ninja Casinoはその扱いを不服として訴えたので、その裁判がまもなく始まる予定だそうだ(戻ってこなくていいから……)
しかし、一般人の目にも入ってくるレベルの広告が減ったからといって、ネットカジノの巧みなマーケティングは変わらないだろう。今は、手口の悪質さでKramabaというネットカジノが消費者オンブズマンに訴えられているそうだ。心あたりのある人は注意して。暮らしが崩壊するリスクがあるそうです!