フィンランドのヘルシンキの空港で始まったのは、麻薬犬ならぬ「コロナ犬」による、新型コロナウイルス感染者の摘発、じゃないな、判定実験。
このニュースは配信社からも出て日本でも報道されていたようなので、昨日見かけた人も多かったのでは?
コロナ犬によるテストでは、対象者は小さな布状のモノで首のまわりを拭き、これをコロナ感染者の匂いを嗅ぎ分ける特別な訓練をうけたValoとKössiが判定する。
(どんな様子かは、こちらの動画がわかりやすいです)
驚くべきことに、「コロナ犬」は症状がでる前の無自覚の人の感染も嗅ぎ分けることができるそうで、またその判定の正確さもこれまでの実験では100%に近い高確率だという。犬にコロナ感染が疑わしいと判定された人は、別室でPCR検査を受けることになる。
そして、2時間半で結果がわかる「超特急コロナ検査」を開発したのはスウェーデンの研究者たち。テストは速く結果がでるだけでなく、さらにはこれまでのものと比べて安く簡単に行うことができる。
はやくも4月末には開発されていたこの新しい検査方式は、今、検証が終わりNature Communicationsという医学雑誌に発表されて世界中から注目を集めている最中。
従来のPCR検査と新しい「超特急コロナ検査」間の600体に渡る検査結果の比較調査では98%の結果が一致した。
世界中の研究者の方々は日夜、いろいろ考えてくれて研究が前に進んでいるようです。ありがとうございます。