ちょうど一年前にも2019年から変更される法規制のことを取り上げた。
この時取り上げたのは、1,受信料から放送税へ、2.歯科費用無料制度の23歳までの延長、3.ギャンブルのオープン化と関連法規性などだったが、1年を通じてその後も圧倒的に身近な事象として政治・生活の場面でも話題となったのは「ギャンブルのオープン化」だったように思う。
さて、今回もまた2020年から変更される法律がまとめられていたので、その中から身近なものを選んで紹介します。
1.雇用保障が68歳まで延長へ
2023年からはさらに69歳までの延長が確定している。このまま進むと75歳くらいまでいきそう。
2.ATMでのお金の引出し可能性を銀行に義務付け
キャッシュレスの進みすぎを止め、全国どこでも「現金」が使えるように
3.株式会社の最低資本金を5万クローナから2万5千クローナへ
4.燃料関連税、税率の変更
複数の税が下がったり上がったする結果、ガソリンは高くなる。
5.基礎年金支払いの増加
満額を払い込んでいる人は基礎年金の支払いが月当たり200クローナ増える。
6.警察は監視カメラを許可なしに設置できるようになる
これまでは警察や税関、沿岸警備隊などが監視カメラを取り付けたい場合は、情報取扱監視局(Datainspektionen)の許可が必要だったが、迅速に新しい事態に対応するために、この許可制度が廃止になる。
各組織の中では、なぜカメラによる監視が必要になるのかきちんとした説明が必要とするが、第三者機関によるチェックと手続きが簡略化される。監視カメラは隠された形ではなく、犯罪抑止力を発揮するためにも誰の目にもはっきりとした設置されることになっているそうだ。
だれか、マルメの鼻の取れたスラタン・イブラヒモビッチの銅像の前に監視カメラをつけてあげて……