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流行らない新語大賞

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飛び恥といわれても?

日本の「今年の漢字」や「流行語大賞」と同様、スウェーデンでも毎年この時期、言語委員会と雑誌『Språk (ことば、言語)』が時代の気分を表す新語を30ほど選んで発表する。

今年選ばれたのは「飛び恥( (Flygskam・気候温暖化が問題になっているにも関わらず、飛行機で気軽に休暇にいってしまうような恥ずかしいこと)」や「廃棄物なし(Nollavfall・捨てるものをまったく出さない生活)」といった環境、気候変動の問題に関わるものが多かった。

環境問題とデジタル化

その他の新語では、このブログでも既に何度か取り上げた「オンライン医師(Nätläkare)」や、読者がよいと思った記事に送金アプリのSwishで送金してもらうジャーナリストやライターを指す「Swishjournalist」(これは日本のnoteみたい)など、更に進んだデジタル化を反映したものが多い。

どれも時代の気分や方向性を反映していて面白いが、選ばれた新語すべてが今後広がりをみせるようなコンセプト や言葉であるかどうかというと、そこは微妙なものもある。

例えば去年のリストには「直行者(Direktare・死後お葬式をしないで直接埋葬すること)」がはいっていたが、この言葉を使っている文章や人には発表から一年たった今でも私は遭遇したことがない。ただし、もうお葬式などはいらない、必要ないと思っている人が増えている傾向にある。

Bokashi

今年のリストには日本語からの転入語も一つあって、それが「Bokashi」。絵の手法? と思った私は、まったくイケてない人。

有機栽培に興味のある人には非常に重要なコンセプトと製品だそう(今、Googleで調べました)。私と同様、知らなかったけど気になる人はぜひこちらから確認を!

2018年の新語はこれだ! チェックできてた? (Dagens Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023