ストックホルムのソールベルガボーで、住宅の地下室で野菜を育てたり、食べるための養魚を行うプロジェクトが始まっている。
漁業地からスーパーへ、そしてそれから消費者へと、魚の長距離輸送を行うことなく、階段を降りていくだけで、今日の夕食の魚が手に入る。
ここで養殖されているのはティラピア。
生育がはやく、幼魚も半年ほどで500グラム程度に育つティラピアは、世界で一番養殖されている魚のひとつだそうだ。狭いところに固まることを好むので、地下室での育成にはピッタリというわけだ。
養殖のための水槽は同じく地下室で育てられているトマト、バジリカ、コリアンダーやサラダ菜、チンゲン菜などへの水の供給を効率よく行っている。魚のフンは水に養分を与え、これをフィルタリングして使用したあとは、また水槽に循環させるシステム。
水の使用量は通常の栽培と比べて90%削減されている。光合成には植物育成用ランプを使用してる。
EUの助成金で実験的に行われているプロジェクトだそうですが、興味深いです。
またこのアクアポニックスとよばれる育成方法に関してはしては、ゆっくり調べたいと思います!日本では事業として行っている会社がいくつかあるようですが、このストックホルムの例のように、みんな自分ちの地下室で養魚と栽培ができるようになると面白いですね。