スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、そしてフィンランド。コロナの危機の真っ最中の今、この北欧の4ヶ国では政府への信頼が高まっている。
他の三国とも(どころか世界のほとんどの国とは、といったほうがよさそうだが)異なる方針をとっているスウェーデンでさえも与党支持率は伸びているし、ステファン・ロベーン首相を信頼すると調査で答えた人の割合は、26%から44%になった。
歴史に名を残すような強いリーダーシップはないが、コロナのこの時期、落ち着いてしっかりと政府の責任を引き受け行動するロベーンの姿は、国民にに安心感を与えるのだろう。
それにしても、私が普段からフィンランドのファン♡であることを差し引いても(!)フィンランドはすごい、と改めて思う。
ロシアの脅威が常に間近にあったという歴史的経緯があるとはいえ、非常事態用の医療機材の装備が潤沢にあったり、今、政府による強制的社会閉鎖の解除をソロソロとはじめたノルウェーやデンマークとも異なり、ヘルシンキ領域の鎖国状態はなくなったとはいえ、今日も人々の生活はこれまでと同じレベルの強い閉鎖状態にあったりと、浮ついたこところが一切なく、なんだかドンと腰が座っている。
先日、ちらっと新しい原発の話題を取り上げたときも記事には書かなかったが、そういえばフィンランドは10万年先のことを考えて行動していたなー、、とこの話でもフィンランドのことを思い出していた。(参考「10万年後の安全―「信頼」と「責任」の意味 | 「原子力発電のごみ」を知っていますか?)」)
私が今使っている白樺エキスなど北欧の天然原料が入っているという触れ込みのフィンランドの化粧品は『SISU(シス)』というのだが、フィンランド人の国民性をよく表しているといわれるこの言葉、今の時代にこそ本当に必要かもしれない。
フィンランド人を表す言葉で、度々出てくる「SISU(シス)」という言葉がある。「シス」について書かれた本『Finding Sisu: In Search of Courage, Strength and Happiness the Finnish Way(シスを探して:フィンランド流の勇気、強さ、幸せを求めて)』には、「辛い時も、諦めない精神」と説明されている。
フィンランドにも「根性論」があった。世界一幸せな国で「頑張る」ことの意味とは | ハフポストより
今日は政治の話をしようとして私のフィンランド賛歌で終わってしまった……
Ha en bra dag!よい一日をお過ごしください!