昨年、オンラインで医者にかかった人は診療を受けた人全体の1.6%で、その多くが大都会に住む若い世代。
さらには、これまで医者にはかかることなく家庭で様子をみながら安静にすることが治療法だと考えられていた風邪のような症状でもオンライン診療を受ける人が多い。
これでは余計な診察が増えただけで、待ち時間が長いと悪名高い一般診療(プライマリ・ケア primärvården)の大変な状況を改善するにはまったく至っていないのに、それぞれの県がもっている医療費の予算を侵食している状況となっている。
オンライン診療は本来は遠隔地や医者に行くことが本当に難しい高齢者にこそ使われるべきツールであろうだろうに。
来年にはまとめられるオンライン診療に関する政府の調査リポートの完成を待たずとも、しばらくは熱い議論が続きそう。