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駐車料金でなくす信用、負う借金

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200円、300円程度の少額の駐車料金の支払いミスで、高額な利息や手数料を支払わなくてはならないばかりか、自分の信用に傷がつくような事態も引き起こしているスウェーデンの駐車料金アプリ。どういうことなのか?

スウェーデンの多くの駐車場では今スマホのアプリで支払いが主流。このアプリでの決済手段を提供している会社は5,6社あり、パーキングエリアにいけば、それぞれのアプリでの支払い方法が看板でずらりと書かれてて、はじめてだとわかりにくい。

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(画像・Foto: Philip Naskret/SVT)

なんとか理解して、支払いを行っても気を抜いてはいけない。アプリには、クレジットカード情報を登録してダイレクトに決済できるものもあれば、後でデジタルの請求書を送ってくるものもあり、その請求書の支払いを怠ることで、未回収の債権の徴収を最終的に行う国家執行機関であるクロノフォグデンに持ち込まれてしまう。

(クロノフォグデンと超少額債権問題に関しては以前にもまとめたこの記事をどうぞ)

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アプリ提供会社の中には請求書が届いたことがわかりにくいものや、届いても支払い期限が10日程と短いものがあり、これをきちんと支払わないことで高額手数料をとられたり、下手をすると負債未払い者として国家執行機関に登録されてしまい国から支払いを迫られることになる。

取材によると、この駐車場アプリ関連でクロノフォグデンに送りになったケースはわかっているだけでもこの2年間で7732件から16530件へと倍増。実際の請求作業はアプリ提供会社からアウトソースされていて特定できないものもあることを考えると、駐車料金で超少額借金を背負い信用に傷がついたスウェーデン人はもっとたくさんいるはずだ。

記事の中では、この手の問題が一番よく起こっておりユーザーからの評価も低く苦情も多いのはSMS Parkというアプリということなので、よければぜひ参考にして!

国家執行機関のコメント・駐車場アプリで未払いの請求書が激増

© Hiromi Blomberg 2023