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イースターのお菓子を多方面から分析してみる

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こちらがゴディース。Photo: Magnus Liam Karlsson/imagebank.sweden.se

目下絶賛イースター休暇中のスウェーデン。今年はコロナで限られているが、イースターといえば子どもたちが近所の家々を「いたずらじゃなければ、菓子をくれ」と魔女の格好をしてまわり、お菓子を集めるのがいつもの習わい。(いつもステキなポストを楽しませてもらっているフィンランド在住のテキスタイルデザイナー島塚絵里さんのインスタからかわいい魔女たちをどうぞ! スウェーデンと同じような感じですね)

 
 
 
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イースターと、スウェーデンでは ゴディース(Godies)と呼ばれる量り売りのお菓子は、切ってもきれない関係だ。

そんなゴディースはコロナ禍で実は売上をすっかり落としてしまっていた。個別パッケージのお菓子と比べて、量り売りの販売方式は人々の頭の中で飛沫感染と結び付けられてしまい敬遠されたのが要因らしい。実際には量り売りのゴディースで感染するリスクはとても低いにも関わらずだ。

お菓子業界大手のCloettaなどの関係者によれば、昨年はイースター以降6月ぐらいまでは量り売り菓子の売上は地に落ち、その後も低空飛行をつづけたが、今年に入ってなんとか回復基調が目立ち始めた。

Aroma社では、これまで3割程度売上が減っていたが最近は量り売り菓子にも人々は戻ってきていると話し、このイースターの週末に望みをかけている。さらに、メーカーによっては、コロナ禍では量り売りは難しいと見切りをつけ、袋入りのバリエーションを増やしたところもあるそうだ。

スウェーデン農業庁によると、平均的なスウェーデン人はここ数年、毎年15キロのゴディースを体に詰め込んでいる。そしてそのうちの約3割が量り売りのものだ。コロナ禍でなければ量り売りのゴディースがずらりと並ぶ棚の前では、大人も子どものとても真剣で楽しそうでお菓子の選別に余念がない。土曜日には堂々とお菓子を食べてもいいという習慣のあるこの国では、週末前にはいつも棚の前が混み合っていた。

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Credits: Lieselotte van der Meijs/imagebank.sweden.se

スウェーデン統計局の発表資料によると、スウェーデン人は果物よりもゴディースにお金を使っている。スウェーデン人が一週間にゴディースに費やすお金は46クローナ、果物へは30クローナであるとSVTが伝えている。

そういえば、スウェーデンの職場では、従業員が手軽に自由に食べることができるようにりんごやなし、バナナといった果物を提供しているところが多いが、リモートワークの今、スウェーデン成人の果物摂取量はぐんと減ってしまったりしているのだろうか? 我が家では家で果物を買うことがとても多くなった。

最後に子どもと砂糖の話題で閉めよう。

栄養技のサラ・アスクさんが説明してくれるところによると、砂糖がたっぷりのゴディースなどのお菓子を食べることで、子供がいわゆる「シュガーキック、興奮しすぎ」の状態になることはないそうだ。子どもがゴディースで興奮するのは砂糖によるものではなく、そのシチュエーションそのものに興奮しているのだそう。砂糖を摂取すると、どちらかというとまったりするのが普通らしい。

さて、うちにはかわいい魔女たちもやってきそうにないけど、普段はまったく食べない私も久しぶりにゴディースを買いいきますかね? なにしろスウェーデン経済を救う!という使命がかかっているようですから。

Glad påsk!

 
 
 
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お菓子の製造メーカーはイースター休暇に望みをかける(SVT)

 砂糖で子どもは多動になるというのは本当か?(SVT)

 街で聞いてみました・果物とゴディース、お金を使うのはどっち?(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021