swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

年金支給年齢繰り上げは当たり前では?

それまではあまりスウェーデンのニュースに興味のなかった私が、これは社会の動きをもう少しちゃんと抑えておいた方がいいのではないかと思った、そもそものキッカケは年金にまつわるニュースだった。

今から7年ほど前、当時の政権を握っていた穏健党のラインフェルト首相(当時)が「みんな、75歳まで働こう!」みたいなことを言ったのだ。もちろんその時の私の反応は「えー、やめてほしい! そんな長いこと働かないといけないの!」。

その後、人生100年時代の到来と可能性を教えてくれた『ライフ・シフト』も読んで、今では、私も100年生きることもあるだろうと覚悟しているし、そうであれば75歳くらいまでは働きたいなと自発的に思っている。人の考えとは変われば変わるものである。

で、スウェーデンの基礎年金部分の支給開始年齢が繰り上げられることが昨日の国会で決定した。

現在は、望めば61歳で年金の受け取りを開始することができたが、この年齢が来年から62歳になる。とはいっても現在は大多数の人が65歳まで働いているし、希望すれば67歳まで働くことも可能だ。

年金支給開始年齢はこれから2026年にかけてさらに段階的に上がっていく予定で、ダーゲンズ・ニュヘテルに掲載されている「年金をもらえる一番はやいタイミング予測一覧」によると、私の年代ではこの年令が67歳になり、私より少し若い世代で68歳。1983年以降生まれの人(今年36歳以下の人達)は一番早くて69歳となるようだ。現在の61歳と比べるとかなり開きがある。

今回の決定に際しての国会の社会保障委員会の委員長のコメントがなかなか考えさせられる。「スウェーデンの年金システムは比較的うまくいっている。しかしこれを継続するためには寿命の伸びに合わせ、改革していくことが必要だ」。

これからも人口が増えていく予定のスウェーデンでさえこうなんだから、日本もちょっと大胆なことをやらないと無理でしょう? 

年金支給開始年齢の来年からの繰り上げ決定

年金支給年齢が上がるとあなたが受ける影響はこうだ