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こんなにあるスポティファイがポッドキャストで儲かる理由

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「スポティファイはポッドキャストで高収益化の道を見つけたようだ」というこの記事では、スポティファイは音楽よりも利益率のいいポッドキャストに投資をすることで、高収益への道を探り当てたようだと書かれている。

今スポティファイのポッドキャスト部門の責任者を務めるマット・リーバーは、ポッドキャストを聴くためにユーザーが長時間スポティファイにとどまることで、より多くの広告を売ることができ収益性が高まると話す。

スポティファイは昨年10億人のリスナーを持つという超人気のポッドキャスター、ジョー・ローガンと独占契約を結んだり、つい先日バラク・オバマとブルース・スプリングスティーンによる独占ポッドキャスト番組を発表したりしている。

Barack Obama on Twitter: "Music has always been an important part of my life, and I think it’s safe to say that the same is true for @Springsteen. In this episode, we talked about the songs that’ve made a difference for us—and Bruce even brought out the guitar. Listen on @Spotify: https://t.co/pUlY5kGQnZ… https://t.co/CaGur2PP2Q"

さらに、こちらはリーバーからの説明ではないが、音楽ではどれだけリスナーが増えても常にロイヤリティを払い続ける必要があるが、人気ポッドキャスターとの契約は一回限りの出演料であると記事は説明する。この場合は番組作成時に一時的にスポティファイから出演者に支払う出演料がかさんでも、一度作ってしまえば後は課金してくれるユーザーが増えるのを待っていればいい。Netflixと同じだ。(ちなみにリーバーはSpotifyが買収したGimletの創業者だ。その買収劇については以前書いた。音声のNetflixとYouTubeを手に入れたSpotify - swelog

リーバーは、スポティファイのユーザーはポッドキャストを聴き始めたからといって、音楽を聴く時間が減ったわけではないと話す。YoutubeやNetflixと違ってポッドキャストは他のことをしながらでも聴くことができる。これまで使われていなかった耳時間(?)をポッドキャストは新しく開拓していくわけで、ユーザーの時間を他のサービスと取り合う必要がない。

こうしてみてくるとスポティファイにはいいことばかりのポッドキャストサービスのようだが、この記事を書いているスウェーデン人の記者は大切なことを忘れているのではないか? 

英語の曲は英語を理解していない人も聴くが、英語のポッドキャストは英語を理解する人でないと聴くことができない。Netflixは字幕をつけることで作品を全世界に向けて配信することができているが、ポッドキャストを吹き替えるわけにもいかない。

ということはスポティファイはこれから日本でも、人気のポッドキャスターの囲い込みを始めるということか。

こういう流れで、いつも楽しく聞いている「ゆみちゃん、わかさんのこんにちは未来」の佐久間裕美子さんや、若林恵さんがお金持ちになるといいな♪ あ、私はアップルのPodcastで聞いていた。そろそろポッドキャストもスポティファイで聴くかな?(Appleに比べて、ちょっと使いにくいのよね😥)

10億のおしゃべり(SVT)

© Hiromi Blomberg 2023