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花粉症シーズンは一年中に、そしてコロナと花粉

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花粉アレルギーに悩む人には恐怖の宣告? 

昨日のニュースで聞いたのは、今年は花粉アレルギーの人にはつらい年になりそうだということと、気候温暖化の影響で花粉のシーズンはどんどん長く「通年」といってもよい期間をさすことになってきていること、さらには、空気中に花粉がたくさん舞っているとより多くの人が新型コロナウイルスで病気になる、という驚きの報告。

今年そしてこれからの花粉の見通しについて話していたのは、ヨーテボリ大学・花粉研究所責任者のオスローグ・ダールさん。

去年の春から初夏にかけて暑い日が続いたことが、今年は早くも始まっているヘーゼルの開花状況に拍車をかけている。

また以前は、1月頭より前にヘーゼルの花粉が舞うことはほとんどなかったが、2000年以降はそれが何度も起こっている。今年はヘーゼルと日本語ではハンノキと呼ばれる(?)Al属の樹木の花粉が大量に出回りそうとのこと。また温暖化で芝の花粉のシーズンは9月に入っても続くような事態になっており、花粉の季節=春先という考え方はひと昔前のものになっていきそうだ。

またヨーテボリ大学をはじめ、世界31カ国からの研究者が参加して、この度アメリカのPNASという科学誌に発表された空気中の花粉量とウイルス感染の相関関係を研究した結果では、空気中の花粉量と新型コロナウイルスの患者数にははっきりした関連性が見られた。花粉量が多いほどこのウイルスで病気になる人も多い。花粉がウイルスに対抗する身体の免疫力を弱める、ということだそうだ。

ダールさんは1立方メートルあたりの花粉量が100を超えると、10万人あたりの発症者数が4%増加するといい、これはスウェーデンでは今年も白樺の花粉が舞う季節には起こり得る数値と説明する。

新型コロナウイルスの高リスクグループに入る人は、今後は花粉量のニュースに十分な注意を払い、外出時には花粉もシャットダウンする高性能のマスクをすることを勧めている。これからは花粉量とワクチン接種の広がりの競争のような事態にもなっていきそうだ。

私も昨日はちょっと目がちょっとシバシバするような気がしたんだけど、今朝はまた朝から雪嵐だ。どんな春になるのやら。

花粉シーズンは「通年になりそう」と研究者コメント 

新研究結果・空気中に花粉が多いとCovid-19患者が増える

© Hiromi Blomberg 2021