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運動格差と学校の役割

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昨日はスウェーデンでもイギリスでも政治的に大きな動きがあったが、このブログでは今日も私達の身近な生活のことを書こう。この金曜日にはスウェーデンの政局に関して、ここでも扱えるといいのだが。

一日に1時間以上運動する子供は7人に一人

さて、公衆衛生庁(Folkhälsomyndigheten)が11、13、15才の生徒を対象として健康に関して調査したところ、毎日1時間以上体を動かしている子供は14%でしかなかった。

はるか昔、、私が小学校だった時は休み時間にドッチボールをしていたし、中学ではバスケットボール部に入っていたので今から思えば運動量は多かったのだろう。

今のスウェーデンでも、寒い中でも外で泥まみれになりながら遊んでいる保育園の子供をみていると運動が足りてない状況は想像しにくいが、確かに私の8才の甥はまだかくれんぼとかで遊びたがるが、11才の姪、13才の甥になるとiPadと過ごす時間の方が長そうだ。

全体的には健康志向だが、家の経済状態に左右される

時系列でみると、子どもたちの炭酸飲料や甘い物の摂取量は減っており、タバコを試したり、大量の飲酒をしたりする15才 (!) も減っているという健康的な方向に動いている。

ただ、経済的に恵まれた家庭の子供の方がよく運動をしている格差問題がここでも指摘されている。

運動の習慣は、大人になった時の健康状態やひいては職業、収入にも影響を与える。基礎教育の学校という誰でも平等に与えられた時間空間の中で、みんな健康に体を動かす習慣をつけさせることはこれからますます大事になるだろう。

スウェーデンの学校庁もこの調査を受けて、今後のカリキュラムに反映させていくのかな?

公衆衛生庁「生徒たちの運動が足りない」 (SVT Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023