ヨーテボリに住む79歳にあるヤンネさんは2年前から小学一年生のクラスを「学校じいじ」として手伝っている。毎朝クラスに向かい1人しかいない担任の先生の目の届かないところを手伝っている。
ちょっとサンタクロースのようなお髭のヤンネさんは、子どもたちにも大人気。出勤すると子どもたちが抱きつきにくるそうで、ビデオクリップではみんなに囲まれて本を朗読してあげていた。
家で手持ち無沙汰にしているよりは、またまだ社会の役にたてていることを本人も実感できるし、奥様もヤンネさんを厄介払い(?)できて喜んでいるのだそう。なにより子どもたちが日常的に高齢者と一緒に過ごすのはとてもいい取り組みだと思う。
ヤンネさんは担任の先生のオジさんにあたるそうで、日本の学校ならこんなに柔軟に外部の人を学校に来てもらったりできないのかもしれないけれど、時間と貢献意欲のある高齢者はたくさんいるだろうから同じような取り組みができると子供にも高齢者にも先生にもウィン・ウィン・ウィンなのでは、と妄想します。