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セレブがすすめるカジノと女性中毒者

セレブ起用のネットカジノ広告

スウェーデンではネットカジノがすごい勢いでのびており、ギャンブル中毒になる人も爆発的に増えている。そのトリガーになっているのはあらゆるところで大量に投入されている広告。

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その広告に、これまでにあまりなかった有名人を起用するタイプのものが増えている。

ネットカジノは、スウェーデンで一番人気のあるTV番組であるユーロヴィジョン・コンテストのスポンサーになり、よく聴かれるカルチャーポッドキャストを提供し、セレブのインスタグラムアカウントも支えている。

すべては、これまでギャンブルに縁のなかった女性にむけたマーケティングだ。

カジノ広告が最大の広告業種に

2018年は、自動車や小売業といったこれまでの大きな広告主を抜いて、「カジノ」業種が全広告費の7.2%を占めて、業種別としては一番大きな広告主になっている。(自動車小売はそれぞれ5%ほど)

2019年からはカジノ法は改正されているので(詳しくは上記ブログ記事をご参照ください)、2019年1月の全広告費への割合を確認すると12%近くにまで上がっている。

これまでのスポーツ賭博では縁のなかった女性層に、男臭いギャンブル臭をかくし、エンタメの一環としてネットカジノを始めてもらうのに有効なのが、カルチャー番組との連携や有名人の起用。有名人マーケティングが有効なことは日本人ならだれでも理解しているだろう。

ギャンブル中毒の65%が女性

キャンブル中毒と診断されている人は2015年から2018年にかけて3万1000人から4万5000人と45%増加しており、また2015年には女性はそのうちの2割を占めていたに過ぎないが、最新の数字では65%へと急上昇している。

様々なギャンブルの中でも、ネットカジノは最も中毒化しやすい形態。

中毒を研究しているルンド大学の研究者は、国民の健康という観点からアルコールやタバコと同様に広告のやり方ももっと考えられないけばいけないと警鐘を鳴らしている。

ギャンブル広告は増加の一方・カルチャー分野で存在感を