成功したゲーム会社で、作品だけでなく株式取引の世界でも人気の高かったストックホルムのスターブリーズ(Starbreeze)が危機に陥っている。
日本ではそれほど馴染みがないかもしれないが、Paydayシリーズや最近では映画監督からゲームクリエーターへ転身したヨセフ・ファーレスのBrothersもスターブリーズの作品で、ストックホルムを本拠地とするスタジオ兼パブリッシャーだ。
つまづきの始まりは、今年のE3で発表した人気のTVシリーズ、ウォーキング・デッドを題材にしたOverkills's The Walking Dead。グラフィックが古いなどと酷評され、株価は落ち続け、今週にはいり社長交代を始めとする再建プランを発表した。
昨日、水曜日には新たにインサイダー取引の疑いでオフィスに捜索がはいり、社員1名が拘束されている。
ゲームの人気とは別に、株で儲けた話題で必ず名前がでてくるような存在だったスターブリーズ。株価急上昇時に甘い蜜をすった人間を多く出した株は、急降下する時の勢いも並じゃない。
スウェーデンのゲーム大手が危機に・社長交代、株暴落 (SVT Nyheter)
スターブリーズに警察の捜索・インタビューに応じた社長は首になったと供述 (Expressen)