え、うそ! ワタシ的にはやめてほしい今日のこのニュース。
スウェーデンの国営酒類販売店のシステムボラーゲット(Systembolaget)が、これまでテスト的に実施していた、お酒宅配の全国本格展開を開始するというもの。
スウェーデンの不便なところが気に入っている私としては、いろんなことが便利になっていくことは、いっそ阻止したい。自分のパフォーマンスを上げるには、公共交通手段に頼るよりは歩いて心拍数をあげたり、食品や酒類の買い物は持てるだけの荷物を自分で運んだほうが筋力がつく。
でも、ニュースを最後まで読むと、心配する必要はなさそう! サービスは十分(?)不便!
お酒のネットでの注文は7月1日から全国どこからでもできるようになるけれど、配達は注文から最短3日後で、通常は4日から6日くらい後になる。また配達料金も最低でも120クローナ(約1400円)と、そんなに気楽に注文できたりしないレベル。安心しましたw。
アルコール依存に関する国策から、お酒を国営の専売店でしか売っていないスウェーデン。近年の国民の消費行動の変化からお酒のネット販売を始めることにしたものの、同時に酒の消費量が増えないことを確認する必要がありました。
2012年の後半には開始したテスト運営の宅配も、その販売への影響を確認するのに2018年の6月くらいまでかかり、この度ようやく関連法案も変更して宅配サービスの全国展開となったそうです。
現在テスト地区で行っていたネット販売の全体売上に占める割合は2.6%ということですが、この宅配料金ではやはりあまり伸びないでしょうね。あー、安心した!