インターレールパス販売の急増
ヨーロッパを自由に列車で旅行できるインターレール・チケットの販売が去年から50%増の勢いで伸びている。
今日、スウェーデンで国際列車のチケットの販売を手がける旅行代理店は少ないが、そのうちの一つ、カルマーにある代理店では人気の高さに人手がたりないくらいになってきた。
インターレールパスの販売は去年の11,000件から16,000件へと50%伸びた。また、スウェーデンのJRであるSJのチケット販売もこの冬、20%も伸びている。
環境問題と価格から電車を選ぶ人達
このような急激な伸びには、この夏の異常な程の暑さで気候温暖化のために行動を変えた人も影響しているだろう。
一方で電車の旅は子供の多い家族連れにも人気がある理由はもう一つありそうだ。電車のチケットは海外へのものでも、12歳以下の子供は無料となり、格安の飛行機のチケットと比べても電車のほうが安くなることに気がついた人が増えてきたようだ。
電車の復活が本格化すれば
私の夫は、もうずいぶん以前からヨーロッパ内ではよほどのことがないと飛行機には乗らない人で、ギリシャへの休暇にもドイツへの出張も電車でいく。日本へも一度、スウェーデンからシベリア鉄道経由で電車と最後は上海からの船で行ったくらいだ。
彼の不満は、2014年にSJが国際電車チケットの販売をやめてしまった時に、ルンドにもあったみどりの窓口のようなチケットオフィスも閉鎖してしまったこと。
電車の人気がこうしてまた盛り返せば、すごい知識でいつもチケットを手配してくれていたSJの窓口の係の人もまた帰ってくるかもしれないね。期待しよう!