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車イスで選挙へ

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以前からそうなのか、おそらくは最新のモデルが来ただろうからそうなのかは知らないけれど、始めて義父を乗せて車イスを押してみたら割と簡単にできたので安心した。

とはいっても乗っていた父の方はどうだったのかわからないので、今度一度自分も乗せてもらって乗り心地を確認しないと。特にこれから寒くなる季節なので、体を動かさないまま外気の中で風をきって進んでいくとどれくらいの体感なのかという点と、あとはどれくらいの速さであれば怖くはなくけどちょっと楽しいと思ってもらえるのかどうかが気になる。 

去年の今頃は、割と普通にゆっくりとした会話をしながら一緒に散歩にでていた父も、認知症が進むにつれて今は体もうまく動かせない日があり、自分で押して進むワゴンを使ったりもしたけど、コミューンがあっという間の速さで車イスを手配して、玄関の敷居をバリアフリー仕様に改装してくれてから、車イスを使うことが多くなった。

ホームヘルパーやデイケアでの担当者の手配など、人が介入するところは時間もかかるし問題も複雑だけど、こうやってモノを手配する仕事は迷いなくスピーディに処理される。

現在選挙に向けて、各地で選挙の会場予定地を専門のインスペクターが、車イスでもちゃんとアクセスできるかなど、誰もが公平に民主的プロセスに参加できるように検査して回っているそうだ。今年も投票率が高いといいな。

この人が投票場のバリアフリー度を確認中 (SVT Nyheter)

© Hiromi Blomberg 2023