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100年経っても同じ問題

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昨日Youtubeで日本のラジオを聞きながら掃除していたら、突然、スウェーデン国会議長のアンデシュ・ノレーンが話し始めた。これはスウェーデン国会による広告で、ノレーン議長は、今年はスウェーデンの民主主義の100年を祝う記念年であることなどを伝えるものだった。

昨日の9月12日は100年前に女性が始めて投票できるようになった記念すべき日で、この選挙で5名の女性が国会議員として選ばれ、1922年に初めて国会に参加することになる。社会民主党、自由党、さらには右派から選ばれ、それぞれ信じるイデオロギーは異なる5名だったけれど、当時問題となっていた助産婦の給与問題では、給与を下げるという案に関して、一致団結して戦い、最終的にはこの女性議員5名が中心となり、新給与案を撤廃させ助産婦の給与を守った。

SVTはこの100周年を記念して初の女性国会議員となった5名に関するドキュメンタリー番組を昨日から公開している。番組のプロデューサーは、彼女たちが取り組んだ問題、すなわち助産婦の給与問題や、同一職種同一賃金という問題は、今日でも女性に多いエッセンシャルワーカーの間での低い給与問題などにつながっており解決をされていないと、指摘する。

この100年で多くのことが変わったが、変わっていないこともたくさんある。100年後の賃金問題はどうなっているのだろう?

(番組はスウェーデン国外からも視聴可能)

www.svtplay.se

100年経っても女性は同じ問題で戦う(SVT)

初の女性国会議員たちの最初の戦いは助産婦の給料(SVT)

© Hiromi Blomberg 2021