swelog 今日のスウェーデンのニュース

スウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

政治

「言行不一致で信頼は簡単に失墜する」、をスウェーデンでも

わたしたちのリーダーであるべき立場の人が、言ってることとやっていることが違うと信頼は簡単に失墜するということが、スウェーデンでも証明された。 このコロナ禍で他国とは異なる独自路線をとっていても、政府や行政に対するスウェーデン人の信頼は高いと…

スウェーデンとデンマークの間の新トンネル建設構想

えっ、コペンハーゲンとマルメの間にトンネルと一体化したエレスンド大橋がもうあるよねと思った方(私も)。今、話し合われている新しいトンネル(それも4本も)は、同じエレスンド海峡をもう少し北に上がった、スウェーデンのヘルシンボリとデンマークの…

アメリカの混乱でスウェーデンが防衛監視力を強化

現在のアメリカの不安定な状況に対応して、スウェーデンはその防衛上の監視力を強化している。ダーゲンス・ニュヘテルによる取材に、ペーテル・フルトクヴィスト防衛大臣とミカエル・ビュデン防衛軍最高司令官がその旨、回答している。 監視体制強化の背景と…

コロナ予算の見込みと実際

コロナ禍に際してスウェーデン政府が次々に決めていった失業手当や補助金などのコロナ特別予算の中でも、なかなか決まらなかったのが高リスクグループの人の給付金予算だった。 高リスクグループ がんの治療中であるか、ごく最近治療を終えた人心血管疾患、…

スウェーデンからみた日本の移民政策

「東京の30歳以下の住民の10人に一人がすでに外国生まれだ」というリード文に興味を引かれて読んだ、昨日ダーゲンス・ニュヘテルに掲載された日本の移民政策に関する記事。 記事の論調は、日本政府はまったく政治的な論争なしに移民をここまで拡大することに…

一難去ったとしても難はいっぱいの2021

クリスマスと年始の休暇があけると、またコロナの次の波がやってくるだろう、と昨日は土曜日にも関わらず記者会見を開いた公衆衛生庁が警告する。11月あたりから始まった今回の感染拡大も落ち着きを見せないのに、また次の波とはどういうことだろう。 これは…

強制労働で作られた疑いのあるマスクがスウェーデンで大量に出回る

スウェーデンの地方自治体が運営する医療施設や高齢者施設などで使用されているマスクが、中国での強制労働で作られたものである疑いのあることをSVTが伝えたのが15日の火曜日。 昨日の水曜日はこの続報で、地方自治体だけではなくスウェーデンの社会庁や防…

使われない、大金を掛けた「マルメ・サウンド」

今年の2月、マルメ市が485,000クローナ(約600万円)の大金をかけて「マルメ・サウンド」を制作したことがニュースになった。目的はマルメのアイディンディを高めるマーケティング活動に使用すること。作られた音はマルメを紹介する様々なプレゼンテーショ…

そこにいるスパイ

スウェーデンを標的にした外国からの産業スパイが増えている。特に中国とロシアから。 これは、木曜日にスウェーデン議会の防衛委員会と外務委員会が共同で開催した、防衛大臣とスウェーデン治安警察(Säpo)並びにMUSTと呼ばれるスウェーデンの諜報機関を招…

政府を監査

政府を批判するのは野党の役割かと思っていたら、スウェーデン議会には憲法委員会(KU: Riksdagens konstitutionsutskott)という監査機関があって、政府の実施した政策や振る舞いを監査し、それが憲法やその他の行政法に適合したものであるかに関する報告書…

自殺教唆を犯罪に

スウェーデン政府が自殺教唆、いわゆる自殺のそそのかしを犯罪化することを検討している。 あれ、それって既に犯罪じゃなかったっけ? と思った私は日本人。なんとなく覚えていたのは日本の職場でのいじめによる自殺で書類送検された元上司の事件のことだっ…

アメリカの特殊部隊との秘密のニュース

「スウェーデン防衛軍は目下、アメリカの特殊部隊と秘密の訓練を行っている」って、ニュースになった時点で秘密ではないのでは? と昨日トンチのようなニュースを見た。このニュースの意図するところはなんなのか? 通常、特殊部隊は諜報活動を含めた特殊な…

これからの世界地図、日本はどこにいる?

アメリカの大統領選挙でジョー・バイデンの勝利が確実視され、スウェーデンの公共放送SVTが最初に持ってきたのは、経済問題でも軍事問題でもなく気候変動問題への影響を解説した記事だった。 これはアメリカの大統領選だったが、その結果次第ではケニアの農…

テロで強まる特別警戒体制

加盟国内の自由な移動を掲げたシェンゲン協定にもかかわらず、スウェーデンでは、本来一時的なものであったはずの国境のコントロールを2015年11月以降、もう5年間も続けている。 そして最近フランスやオーストリアで立て続けに起こったテロ事件を受けて、こ…

警察を効率化しようとするとどうなるか?

今から5年前、スウェーデン警察は組織運営改革の一環として全国各地にある緊急電話受付センターの数を劇的に減らした。それまで全国各地に21あったセンターは現在では7ヵ所になっている。 今、その負の影響と考えられるような事態が起こっている、と現状に…

中国にNOというスウェーデン

5G通信網構築が国内で本格化するスウェーデンで、治安警察とスウェーデン軍も関わり今回決定したのは中国企業の入札からの締め出し。 スウェーデンの携帯通信網事業者のうち、少なくとも1社はファーウェイ(Huawei)の技術を採用する計画であったが、ファー…

衣類化学物質税

スウェーデン政府は計画していた衣類や靴に使用される危険な化学物質への課税を、2022年に開始することになった。対象とされる化学物質は主にがんやアレルギーを引き起こす要因になると考えられているもので、現在スウェーデンで販売されている衣料に使われ…

防衛費40%増強でNATOとの連携強化

スウェーデン政府と中央党、自由党がこの度共同でまとめたのは「2021年−2025年総合防衛計画」。ここでは2021年から2025年にかけて270億クローナ(約3250億円)の防衛関係費の追加投資がまとめられており、これは約40%程度の防衛費の増加となる。計画を発表…

「母国語教育なんていらない」

わかりやすく言えば「早く言葉覚えて仕事見つけて税金納めてね」ということなのだろうが、スウェーデンに引っ越してきて、移民には国がスウェーデン語を無料で教えてくれると知った時はとても嬉しかった。 さらには、移民の家族など母国語がスウェーデン語と…

非成長時代の地方自治体のインフラの終い方

北緯66度、もうあとほんのちょっとで北極圏な場所にあるスウェーデン最北に位置するヨックモック・コミューン。面積だけでいうとスウェーデンで2番めに大きいこのコミューンの人口は、この25年で39%も減った。最盛期には1万1千人ほどいた町の人口は、今は5…

福祉が犯罪組織の銀行口座と化す

助け合いの精神を踏みにじって、生活保護や障害者福祉向けの受給金を騙し取るケースは後をたたない。日本でも少し前に、モラルの低い障害福祉サービス事業者が増えその不正受給のケースが報道されていたようだが、スウェーデンで今問題になっているのは犯罪…

防衛、自衛の捉え方。日本と北欧

コロナ禍で「危機に備える」ことの重要性がクローズアップされている今年だが、昨日はスウェーデンとノルウェーそれにフィンランドの三カ国が軍事面で新たな協力体制を築くことに合意したとのニュースがあった。 プレスリリースにははっきりとした国名は掲載…

国家予算でつくる未来

スウェーデンは国家予算の配分という手段を使って、今のコロナ禍が収束すると考えられている来年2021年にどんな国を作っていきたいのか? 昨日、財務大臣から発表された来年度の国家予算案から見えてくるのは、生活の安心と若者の就業促進だ。 コロナ禍の一…

スウェーデン議会の論点とコミュニケーション・デザイン

新学年が秋から始まるスウェーデンでは、リクスダーグと呼ばれる国会の会期も9月から始まる 。9月8日から始まったこの2020/2021年の会期で、国民が今一番関心を寄せる政治的課題は①医療、②法と秩序に③移民問題と続く(2020年9月第一週、Novus調べ)。 6月に…

人生の一時期を政治家として働く

先週日本では安倍首相の辞任発表が世間を騒がせた。安倍首相は首相はやめるが国会議員を辞任する意向はなく、政治家としてのキャリアは続けるとした。 同じく先週の半ば、重任の大役を辞任すると発表した人がスウェーデンにもいた。それがスウェーデンの副首…

どこまでも甘いスウェーデン

いや、コロナ対策の話じゃなくて、飲み物の話です スウェーデンに引っ越してきた当時、ケーキのサイズの大きいことと甘いことに驚いた(辟易した?)ものだが、そんな思い出も遠い昔。最近はスウェーデンでもお手頃サイズの洒落たケーキもいくらでも手に入る…

2020年8月14日、今日のスウェーデンでの住みごこち

いや、今日の話はルンドで続いた放火や、今日の早朝に起きたマルメの商店を狙った爆破事件とかで身の危険を感じるかといった問題ではなく、はたまた、コロナ対策でマスク着用に関する要請も推奨もない、世界でごく数少ない国のひとつになってしまったスウェ…

コロナ増税?

世界的にみると「高負担」と称されることの多いスウェーデンの税制度だが、住民たちからそれほど不満の声があがらないのは、税収と支出の関係がわかりやすく、かつ私たちが理解できる範囲で予算が組まれていることにもあるように思う。 ほとんどの人はコミュ…

コロナ監査は選挙の前に

スウェーデン政府は、既に実施が決定されている「コロナ監査委員会」からの報告書の提出を、2022年9月に予定されている次の統一選挙の前に行うことを野党からの要請により約束した。 委員会が監査する範囲など監査の全体方針は、現在政府から野党に通達済み…

問題はいつも山積み

「医療(68%)」、「移民(51%)」そして「教育(51%)」。 6月11日から17日に実施された最新の世論調査によると今、スウェーデンで有権者がいちばん重要なの政治的課題とみているものは、上記の通りの順番で並ぶ。医療は、難民が押し寄せた2015年〜2016…

© Hiromi Blomberg 2021