swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方など、スウェーデンのニュースから毎日ひとつ選んで紹介しています

政治

ロボット自動判定ミスでもらえない給付をどうする?

今年2月に明らかになった、スウェーデンの雇用サービス局(Arbetsförmedlingen)が導入したロボットによる自動判定のミス。 ロボットの自動判定のミスにより、失業保険給付金などがきちんと支払われていない状況でした。ミスの割合は全体の10〜15%にも上る…

スウェーデン電化 ネクスト・ジェネレーション

火力、原子力発電がそれぞれ抱える問題、そして再生可能な太陽光、風力などの新しい電力源が現段階ではまだ不安定な供給しかできない状況をみると、電力消費量はどんどん減らしていった方がいいと私は思っていますが、スウェーデンでは(いや、きっと世界中…

お金持ちコミューンの財政危機

スウェーデンで裕福な人達の街として有名なストックホルム郊外のダンデリードは、住民の平均所得がスウェーデン一高いコミューン。 ネットフリックス初のスウェーデン発のドラマ『クイックサンド: 罪の感触(原題・Störst av allt)』の舞台にもなっており、…

高額年金所得者のポルトガルの夢の終結

年金退職者となったあかつきには、南欧の温かい国で過ごしたい。 スペインやポルトガルにマンションを買ったり、コンドミニアムを契約する人は、今の退職者の世代には多いし、各地にスウェーデン村のようなコミュティもある。 そんな状況のところへ、今回政…

未来の国境

スウェーデンンの南部とデンマークが、人気のドラマシリーズ『ブリッジ』でも有名なエーレスンド大橋で結ばれ、両国間の行き来に国境をまったく感じなくなったのは2000年。 その後、2015年に主にシリアからなどの多くの難民がやってきた時に、スウェーデンの…

最北の植民地・電力 swelog weekend

スウェーデンの最北ノールランド地方に、フェイスブックなどのプラットフォーマーの巨大データーセンターが続々計画、建設されている。その状況を、「これでは新しい植民地のようだ」反対運動へと動きだした地元の人達がいる。 例えばイェーブレ (Gävle) 市…

Eコマースと化学薬品危険税

スウェーデン政府は、危険な化学薬品が使われている洋服や靴の輸入を化学薬品危険税をかけることで防ごうとしている。 危険な化学薬品とはガンやアレルギーを引き起こしたり、再利用を困難にしたり、水質に影響を与えるとされているものだ。2016年の化学薬品…

80億円の動かない農業システム

2014年から6億7300万クローナ(約80億円)かけて農業庁が構築してきた、農業ITシステムプラットフォームが暗礁の危機に陥っている。 EUの農業政策の一環として進められてきたこのITプロジェクトは、2014年から2020年期の予算の確定までにEU諸国の思惑が交錯…

GDPRと警察の捜査

警察の犯罪捜査において、インターネット上のデータの足跡を追うことがますます増えているのは想像に難くない。 しかし、警察からインターネット関連企業への要求が昨年から施行されたGDPR(ヨーロッパ一般データ保護規則)の範疇におさまっているかといえば…

ひと月で195億円すったスウェーデン人と予想以上の税収入

私企業にもスウェーデン市場でギャンブル事業を許可する形で今年頭から新しくなった賭博規制法。法改正のインパクトが数字としてあがってきた。(変更の主な点はこちらの記事でどうぞ) swelog.miraioffice.com ダーゲンス・ニュヘテルのまとめによると、法…

軍事防衛費が5割増しになる時

陸軍を倍増し、兵器を購入 スウェーデンの軍事防衛費は、今後、数年にかけて5割増の勢いで増えるかもしれない。 長らく武装中立国で、かつ近年は軍事防衛費を削減させてきたスウェーデンが、その大幅増を検討している。ダーゲンス・ニュヘテルは防衛委員会…

行政アウトソースで粗利を稼ぐ債権回収業者

ビッグ・ブラザーな「王様の執行官」 スウェーデンで、滞納や不払い債権の最終的な徴収の執行と、国民の信用情報管理を一手に引き受けるのは、国の官庁であるクロノフォグデン(Kronofogden・国家執行機関)。 日本では、未回収の債権問題は最終的に裁判所に…

再選挙の43億円の価値

昨年9月の選挙の後、政権をめぐる状況は未だ膠着しており、再選挙が実施可能であるかの調査が行われた。 現在も続いているノーレン国会議長がすすめる各党党首との話し合いが収束せず、4回目の国会の首相選出投票でも結果が出なかった場合、4月7日に約43…

変わる法律

70の重要な法的変更 2019年の年明けとともに、私達の暮らしに直接の影響を与える多くの法規制が変更される。政府がそのうちの70程を重要な変更としてまとめているが、ここではその中でも特に身近でインパクトのあるものを取り上げよう。 1.受信料から放送…

家事代行サービスの政治的問題

2007年に始まった家事代行サービスの税額控除 2007年の右派連合政権時に導入された、家事代行サービスへの支払い代金をその年の納税額から控除する、いわゆるRUT(ルート)控除申請の伸びが止まらない。 スウェーデン税務庁によると、2018年もこれまでの最高…

タフな心身で政策変更を受け止める

担当政権なしで予算確定 9月頭の選挙から100日。だが誰が政権を担当するかは先週行われた国会での2度めの首相選出投票でも決まらなかった。 そんな中でも来年度の予算は、その実施の担当政府の決定なしに採択され、穏健党とキリスト民主党が提出した大枠に…

透明すぎる選挙

スウェーデン社会の強さは、政治や行政の透明性の高さにある。誰が何をどこでどのように決定したのかの情報へのアクセスが保障され、また同時にそれを報道する機関の独立自由性も担保されている。 スウェーデンにきてはじめての選挙ではその透明性の高さ、と…

スウェーデンはEUの右翼トレンドにNOといったのか?

今日の国会での首相信任投票で、穏健党のウルフ・クリステールソン党首は否決され、明日からまたアンドレアス・ノーレン国会議長による調整が実施される。 右派連合の中央党と自由党は、右派連合のリーダーであるクリステールソンが首相になることを望みなが…

イケてなかった国境警備

国境警備に関しては、以前より警備員の教育不足により危険な人物を見抜けていない等の批判にさらされていた。 今回明るみにでたのは、スウェーデンの警察、沿岸警備団、移民庁や税関がまったくチームとして統制のとれた動きをとれていないと、EUから厳しい指…

2026年冬のオリンピックとストックホルム

長引く国政の首長選びを横目に、都市単位の政権トップの顔が次々と決まってきた。 ストックホルムはこれまでの左派連合体制から、右派連合に環境党が加わる形で落ち着いた。 新しいリーダーたちが最初の記者会見でまず打ち出したのは、2026年の冬のオリンピ…

ウプサラの新しい政治の形

次の政権の形は今週になってもまだみえてこないが、ストックホルム近郊の歴史ある大学都市ウプサラが、これまでのブロック政治にとらわれない新しい形を提示して話題になっている。 今朝のニュース番組に、協力することがきまったウプサラの社会民主党のと自…

スウェーデン民主党との共生

一ヶ月たっても決まらない政権 スウェーデンの内閣がどのような構成になるかは、選挙からそろそろ1ヶ月経った今日でもまだまだ見えてこないものの、コミューン(市町村レベル)単位では運営体制を決めたところが出てきた。 極右政党が率いるコミューン、極…

スウェーデン民主党と経済

選挙が終わってそろそろ3週間になるが、過半数を形成できる政党間の協力体制がまだ確立されていないので、どのような政府になるのかはまだまだ先が見えない。 そんななか各省庁で働く公務員がスウェーデン民主党の影響力のある政府の元で働くのは不安です、…

長くて熱い秋

今日、スウェーデン民主党が右派連合に協力する形で、国会の議長がこれまでの野党である穏健派のアンドレアス・ノーレンに決まった。 が、右派連合側のどの党も、極右政党スウェーデン民主党とは組まないといっている。 社会民主党のステファン・ロベーンは…

課題は山積み中

海外で事前投票された分はまだすべて届いておらず、未だにカウントされていない票があるし、間違えた数字を提出してしまった選挙管理委員会もあったみたいだけど、結果についてはほぼわかっているけど何も決まっていない状態が今。 ちょっと落ち着いてくると…

人生のプランB

住んでいる分譲アパートの同じ棟にイラン人の家族が住んでいる。 家族とはいってもみんなが一つのアパートに一緒に住んでいるのではなく、70歳を超えるお母さんが1戸、3人いる娘さんのうち2人がそれぞれの家族と一緒に個々のアパートに別々に住んでいる。…

それでこれから

選挙が終わった。 今、午後10時現在で半分くらいの開票が終わり、私が想定していた最悪の状況にはならないようにみえるけど、これから先スウェーデンの舵取りを誰がしていくのかさっぱりわからない結果のように思える。 他にもいろいろ混乱しているみたいだ…

変えない努力

季節は確実に秋になったことを初めて実感する週末。急な雨と太陽が交錯し、ちょっと強めの風は、もうしっかりした服装が必要なことを思い出させてくれる。喉が少しいたい。 前回の選挙で、保守自由主義政党である穏健党への投票率が約6割を占めたスコーネ南…

国境からの警告

ヒリエ (Hyllie) 駅でのパスポートコントロールの回数が減ったと聞いていたが、プラットフォームを真ん中で区切る、背の高い柵の冷たさにはいつまでたっても慣れない。 2015年の夏にシリアなどからの難民が押し寄せたから、柵ができたのはたしか2016年の年頭…

危機的状況

外でお茶ができるのももう今日が最後になるかもしれないということで、まだまだ天気のいい午後、友人たちと植物園のカフェにくりだした。8月後半の学校が始まる時期になってもこんなに天気がいいのはなにかの間違いかもしれないので、楽しめるうちに楽しん…