swelog ニュースで語るスウェーデン

スウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるブログです

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ニュースをゲームやクイズにするこの傾向は?

コロナが「アルコール消費量」、「離婚件数」、「確認されたインフルエンザ患者数」、「一戸建て住宅価格」と「Eコマースの売上高」をどう変えたかを、自分でインタラクティブに予想して学べる、凝ったインフォグラフィックのページをSVTが公開している。 ww…

weekend nr8. スウェーデンのカルバアドヒュース・ベスト10

今週のニュースレター、配信しました。今週はカルバアドヒュースを紹介しています。レターの無料購読登録がまだの方はこの機会にぜひこちらからどうぞ。 nr8. スウェーデンのカルバアドヒュース・ベスト10 今週はスウェーデンのカルバアドヒュースを紹介しま…

デンマーク人にタブーなし!今回はラジオ記者が取材でセックスに参加

北欧諸国なんて結構みんな似たような感じじゃないだろうか、と20年以上スウェーデンの南の端に住んでいる私でさえそう思っていたのだが、このブログを始めてから時にデンマークからは本当にびっくりするようなニュースがやってくることに驚く。 今回のホンマ…

アルゴリズムで作られたデザインとアートの大成功

消費者がどんなものを求めているかをアルゴリズムで分析し、それに合わせたポスターなどのインテリアやアート作品を販売し、世界中で成功しているスウェーデンの会社がある。 Netflixからインスピレーションを得たと語るのは、このDesenio社のCEOのフレドリ…

国からの過疎地域への住宅解体費用支援

スウェーデンの最北の地では大規模バッテリー工場の新設などによるグリーンエネルギー産業の活況で、新規住宅の建設がすごい勢いで進んでいるが、一方、別の地方では1950年代以降に移民局によって建てられて、今は使われていない亡命希望者収容用のアパート…

アーティストとNFTと気候危機

先日、日本に帰った時に、サービスプラットフォームを提供するスタートアップでブイブイ働いている甥っ子1・兄に、デジタルアート業界で働き始めた甥っ子2・弟が「デジタル鑑定書が売り買いできるようになったから、もうこっちのもんやで」と話しているの…

ストリートファッション企業が不動産会社になる不思議

株式市場に上場していたが事業が後退気味のファッション企業の事業内容が、いつのまにか不動産業になっている。そんなちょっと狐につままれたような現象がストックホルムの株式市場で目立っている。 ここで話題となっているファッションブランドはOdd Molly…

飛び恥の次は「データ恥」?

この週末、コペンバーゲンからスペインのマヨルカ島へ7ヶ月ぶりに189名のツアー客を乗せた飛行機が飛んだ、という小さな記事を読んだ。気軽に飛行機で旅行にでかけてしまう習慣は、コロナが落ち着くと結構簡単に元にもどってしまうものなのかもしれない。 そ…

weekend nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか?

今週はスウェーデンの賃貸住宅に関してです。ぜひご一読ください nr7. 「Colive」はスウェーデンの若者の住み方と賃貸市場を変えるか? 今週のswelog weekendでは、スウェーデンの賃貸住宅市場の新風を紹介していますスウェーデンに引越してまずびっくりする…

コロナ検査の不備でスウェーデンに入国できない人はどうなるか?

スウェーデンが要求する入国に必要なPCR検査の要件などを満たさないままアーランダ空港に到着してしまった人は、やってきた国に追い返される。もと来た国に戻る便に乗れるまでは空港のトランジットホールで待機することになる。 ストックホルムのアーランダ…

どこまでも続くコロナ記者会見

先週末まで約5週間ほど日本にいた際には、スウェーデンのニュースはサイトで読むかそこにあげられている短いニュースクリップを見る程度。ましてや以前はちょくちょく見ていたコロナ関係省庁が共同で行っている定例記者会見などはまったく見ていなかった。 …

スウェーデン行政の医療情報サイトから消えていた「男性」「女性」表記

スウェーデンで各地方自治体が共同で運営している大規模医療情報サイトや、その他の行政機関の運営するサイトや提供される資料でもできるだけ「男性」「女性」という言葉を使わないという流れが目立ってきた。 先日のテレビのニュース番組で、この流れに反対…

株で大儲けできるとささやく消費者金融と若者の問題をもう一度

これまでにも何度かこの問題を取り上げたことがある、若者がお手軽ローンで借金をして株式市場で一攫千金を目指す問題をもう一度。 お手軽だがその後トラブル化する人も多いのが、日本ではカードローン。スウェーデンではSMSローン(ショートメッセージロー…

燃えるエスキルストゥーナ。沈みゆくマルメ。

スウェーデンの中堅都市エスキルストゥーナで起きている車が燃やされる大量の放火事件。警察は日曜日の夜起こった一連の放火事件を、警察がギャング団の中心人物を逮捕したことへの報復行為ではないかと見ている。 逮捕されたのは35歳くらいの男性で、数週間…

性同一性障害を持つ子どもへのホルモン治療をめぐる論争

ストックホルムのカロリンスカ大学病院は、性同一性障害を持つ子どもへのホルモン治療を中止することを決定した。治療法はまだ不確実で、患者へのリスクを伴う可能性があるとの判断からされたこの決定への、反論の声も高くなっている。 ストックホルムのKID…

weekend nr6. 競泳選手と生理の赤い血。タブーをやぶるスウェーデンの水泳クラブ

nr6. 競泳選手と生理の赤い血。タブーをやぶるスウェーデンの水泳クラブ swelogニュースレターnr6. 本日も配信しました今回は昨夜遅くにコペンハーゲンの空港で受けたコロナの検査のことと、水泳選手と月経の話を書いていますもちろん今週のswelogの記事まと…

LGBTQの最初のデモから50年

50年前のスウェーデンでは同性愛は病気だとされており、LGBTQであるとカミングアウトする人はほとんどいなかった。公共放送のSVTでは、医師が同性愛者を「改心させる(!)」ために電気ショックを与える手法が紹介され、番組のレポーターは電気ショック療法…

インフルエンサー、ユーチューバーと失業保険

失業してジャーナリスト失業保険組合から失業手当がもらえることがわかったオットー・エケヴィさんは、それを機会にYoutubeチャンネルを開設して、パルメ殺人事件に関する番組の投稿を始めた。 これまでの8ヶ月間を通して、送金アプリのSwishからの寄付やYo…

妊活アプリの個人情報漏えい

「妊活アプリの個人情報漏えい問題」のニュース表題を見て思い出したのは、少し前のLINEの個人情報取り扱いに関する一連の報道だったが、こちらのスウェーデンの妊活アプリ報道の内容はもっと具体的で深刻だった。 スウェーデンで人気のあるいくつかの妊活ア…

metooと名誉毀損

一読しただけでは、その問題点は何なのか、何が議論されなければならないのか、何について判断をするべきで、そのために知らなければならない情報は何なのか、ということがよくわからないニュースがある。 今日取り上げた「metooの名誉毀損で訴えられた女性…

気候心理学者

「気候心理学者」という聞き慣れない肩書きでニュースで紹介されていたのは、ノルウェーの研究者で、緑の環境党の政治家でもある、ペール・エスペン・ストクネスさん。彼が解説するのは「私たちはなぜ気候変動を真剣に受け止めず、本気で取り組まないのか?…

血液型は占いではなく、病気の診断や治療に使う

スウェーデンの人口の約半数を対象とした超・大規模な研究でわかったのは、血液型と特定の病気になるリスクとの間の明確な関連性。 この研究 を指導したスウェーデン・ルンド大学の血液・輸血医学部のマーティン・オルソン教授は「もしもひとつの血液型がす…

weekend nr5. 声がつくる未来。Voice-only-networks

先程配信した今週号は「声」のお話です nr5. 声がつくる未来。Voice-only-networks swelog weekend、今週は「声がつくる未来」スウェーデンでのClubhouseの停滞、ポッドキャストへ流れるYoutuberの話や声の魅力がいちばん輝く場所に関する個人的な考察、など…

PCR検査、コロナ検査の個人の値段、国の費用

今回のスウェーデン↔日本間の渡航(デンマーク、オランダ経由)の渡航に際して、自費で行ったPCR検査の費用は、スウェーデンのマルメで受けたものが1950クローナ(約26,000円)、そして来週のスウェーデンへの帰国に合わせて今、京都のクリニックへ予約した…

コロナ世代の高学歴で、影に隠れる若年層失業率

スウェーデンで2020年の初夏に高校を卒業した「コロナ世代(coronakullen・coronastudenter)」と名付けられた若者たちは、卒業後に仕事を見つけることが難しく、総合大学や専門単科大学で学業を続ける人が多かったことが、統計結果からも顕著に現れた。 2020…

ドローン街道

スウェーデンのリンショーピング大学で研究が進んでいるのが、道路ならぬ、航路ならぬ、来る近未来のドローンのための空の道、人呼んで「ドロー路」(すみません、今勝手に名付けました) 数多くのドローンが空を駆け巡ることが予想される今、世界中でドロー…

コロナが加速した高齢者のネットオークション ブーム

コロナ禍で会場でのオークション開催ができない今、オンライン・オークションサイトが絶好調だ。この成長を支えているのは、80代、90代の新しいネットオークションサイト利用者たち。 みんながよく利用するのはスウェーデン、そしてヨーロッパで人気のオンラ…

法令がくっきり変えたプラスティックとの付き合い方

レジ袋税が導入されて1年がたったスウェーデンでは、今レジ袋を買うと大体一枚7クローナ(約90円) 程度する。例えばノルショーピングのスーパーICA Maxiでは、レジでプラスティクのレジ袋の販売は75%減った。 そして去年の7月からレジ袋の有料化が始まっ…

スウェーデン防衛軍の「存在しない女たち」問題、解決へ

スウェーデン国防軍で目下進行中なのは「装備供給の平等プロジェクト」だ。このプロジェクトは国防軍で供給される軍服や防備具などで、女性の隊員にも合わせたものを平等に供給することを目指す。半年前から始まったこのプロジェクトは5年後の完遂を予定し…

weekend nr4. ニュースレターSubstackバブルは本物か? スウェーデンのメディア専門紙の分析

swelog weekend更新しています。よろしくお願いします! nr4. ニュースレターSubstackバブルは本物か? スウェーデンのメディア専門紙の分析 swelog weekend 、今週はニュースレターを分析するニュースレターになっております。てへhttps://t.co/Irle4UJZ6C …

© Hiromi Blomberg 2023