2023-01-01から1年間の記事一覧
今日から夏時間で、ゆっくり寝ようと思っていたのに、逆に早起きしてしまってくやしい。。日本との時差は7時間になりました。 ニュースレターの方はロイ・アンデションが1985年に作ったCMを紹介しています。 数々の話題作を世に送り、国際映画祭でも重要な賞…
スウェーデンの職場には健康管理手当(Friskvårdsbidrag)と呼ばれる制度があって、雇用主は従業員の満足度と健康促進のために、ジムやヨガの会員費やマッサージ費用などに一人あたり年間最大5000クローナ(約6万2000円)までを非課税で提供することができる…
助産婦でウプサラ大学のリプロダクティブ・ヘルスの教授ターニャ・トゥデーンさんは、2018年に成立した「性行為同意法」が、若者のコンドーム利用率に影響を与えた可能性があると考えている。RFSU(スウェーデン性教育協会)が継続して行っている調査による…
スウェーデン統計庁の最新のまとめによると、スウェーデンで貧困状態にある外国生まれの人と国内生まれの人の格差は拡大しており、EUの中でも一番大きくなった。非常に低い収入で働く人が増えており、統計庁が「物質的・社会的貧困」と呼ぶ状態の人が30万人…
今日は北欧ですらないドイツからのニュースなのだけど、へぇーと思ったので書かせて欲しい。 ドイツ東部にある醸造所がビールを輸出する際の二酸化炭素排出量を減らすため、粉末タイプのビールを開発した。修道院ビール会社Klosterbrauerei Neuzelleは、この…
スウェーデン最大の日刊紙ダーゲンス・ニュヘテルの今日の朝刊第一面はこんな感じだ。 「私たちはおそらく、歴史上最も重要な岐路に立っている」 DN:s förstasida tisdag. pic.twitter.com/ODqdMYvFQi — Peter Wolodarski (@pwolodarski) 2023年3月20日 国連…
ノルウェーの3大スーパーチェーンの一つ、Kiwiがインフレにも関わらず食品の価格を凍結したら、一週間で60万人の新規顧客を獲得した。Coop ExtraとRemaがサプライヤーからの急激な値上げを受けて10%ほど値上げをした時にKiwiは価格を凍結した結果、ひとり…
今週のニュースレターはウェブで公開していますので、内容に興味もっていただければぜひみなさまの方でも、こちらの映画をご紹介いただければ幸いです。よろしくお願いします! swelog.theletter.jp 目下開催中のコペンハーゲン・ドキュメンタリー映画祭で、…
トルコはフィンランドのNATO加盟申請を批准する手続きを始めると発表したが、スウェーデンはテロ対策の分野で必要な措置をとっていないとして、スウェーデンの申請には応じないとした。スウェーデンのNATO申請が数ヶ月から最大で1年ほど遅れることになれば…
アフトンブラーデットが「TikTok」という言葉が含まれるスウェーデンの裁判所での判決結果700件を取り寄せて調査したところ、そのうち150件がTikTokの中で起きたり、もしくはこのアプリを何らかの形で利用した犯罪を取り扱っていた。その中でもっとも多いの…
少し前のスペインでの研究や、今回は英国での大規模な研究結果が発表され、週に4日だけ働く形は、労働者の精神面でも生産性の面でもポジティブな影響が確認され注目を集めているが、スウェーデンの専門家はどう見ているか、そのインタビューが掲載されていた…
スウェーデンの全国スポーツ連盟が子どもたちのスポーツ参加状況をまとめ、それをSVTが、地域別の住民の収入や教育レベルなどの社会経済状況データと掛け合わせて比較してみたところ、子どもたちのスポーツ参加状況は親の経済状況で大きな差があることがわか…
昨日の朝、私がAIについて書いている間に、そしてSVTのレポーターがアカデミー賞の受賞を逃したルーベン・オストルンドから一言もらおうと探して回っている間に、スウェーデン人の年金積立の120億クローナ(約1500億円)が消えたことがニュースになっていた…
『スマホ脳』の著者アンデシュ・ハンセンが、未来の職業について話していた。急速に目覚ましい発展を遂げるAI技術は、これからの仕事を再定義し、私たちが考えている以上に大きな影響を与えるかもしれない。 スウェーデンのオレブロ大学と研究機関Ratioが行…
今週もニュースレター配信しています。どうぞよろしく♡ swelog.theletter.jp ***** 「北欧通信」はスウェーデンの気になるニュースを毎日伝えるswelogが、週に一回お届けするニュースレターです。その一週間のブログ記事を、レターでしか読めない最新記事と…
国が作った枠組みにどうしても賛成できない時には「不服従」というやり方がある。 つい最近では、風力発電パークがサーミの人たちの権利を侵害しているというノルウェーの最高裁での判決にも関わらず何もしない政府に怒った若者たちによる、官庁の封鎖行為が…
人は、資本ほど、簡単に移動して、簡単に居場所を見つけることはできない。 お金儲けの可能性があれば、金融資本は世界のどこにでも自由に移動するが、そこに仕事の機会があるからといって人が移住するのはそれほど簡単なことではないし、そして移住する意思…
スウェーデン防衛軍において、Hemvärnet(ホームガードの意味)と呼ばれるのは、民間人でありながら、危機の際には徴兵に応じ防衛軍に参加する人たちのことを指す。 防衛軍の重要な一部を占めており、救急隊員や救助犬に関わる人たちを除いて、ほとんどの人…
戦争が勃発したり、領土に侵入される危険を防ぐために、スウェーデン政府は議会の承認を得ずとも、単独でNATOに軍事支援を要請できるようになる。スウェーデン国会はそんな歴史的な決定を今週行う見込みだ。昨日はこれまでスウェーデンのNATO加盟に難色を表…
久しぶりにアンデシュ・テグネルのインタビュー記事を読んだ。週末にSvDがテグネルに取材した長めの記事を掲載し、昨日は、このインタビュー記事を受けて、人気作家がテグネルの功績を称えるコラムをダーゲンス・ニュヘテルに寄せていた。EUがコロナ禍での各…
誰がこのニュースを今朝のSVTのニュースサイトでトップ扱いにしようと決めたのかわからないけれど、ともかく、日本と韓国から遠く離れたスウェーデンの公共放送の今朝のウェブサイトでは、韓国最高裁が日本企業に命じた賠償金の支払いを日本企業には求めず、…
スウェーデン全大学の環境・気候問題の関係者を対象としたアンケート調査では、半数以上が「科学に対する信頼が低下していると感じる」と答え、環境・気候科学の今後に懸念があると回答した人は85%に達し、そして4分の1以上の人が「自分の研究や発言を理由…
土曜日の早朝、SVTのニュースサイトを覗いてみると、トップニュースは50代の男性の射殺事件、3つ目にはマルメで銃撃事件があり10代の若者4人が負傷したというニュース。そしてそれらに挟まれて2つ目に掲載されているのは、英国で30年ぶりに炭鉱が開設される…
3月8日の国際女性デーが間近ということで、昨日公開された今月のElle Active!の連載は、男と女のお金の格差について書きました! 世界ジェンダーギャップ指数が5位のスウェーデンでさえ男女の格差はまだまだ。女性が経済的に自立することがジェンダー平等に…
このブログを始めた当初「ほんまかいな!」と思ったニュースを取り上げよう!、とのざっくりした方針を持っていたことを、今朝は久しぶりに思い出した。 そんな私の「ほんまかいな!」を呼び起こしたニュースとは、スウェーデン教会が今後に備えて、戦没者用…
「本」とはいってもこれには電子書籍もオーディオブックも含まれているが、スウェーデンでの書籍全般の売上は、これまでの統計で最高だった2021年よりは2.4%減少したが、それでも49億クローナ(約640億円)で史上2番目という結果になった。 インフレや紙不…
土曜日からアクティビストのことばかり書いているが、私がスウェーデンのポンテュスさんやデイビッドさんのことを取り上げている間に、ノルウェーではサーメの若者による激しい抗議活動が行われていた。 抗議先はノルウェー政府で、これは、500日以上も前に…
昨日の記事で取り上げたユーロヴィションソングコンテストの生中継ステージに侵入した気候アクティビストは、ルンド大学の博士課程で研究するディビットさんで、彼がSVTの取材に応じていた。 土曜日の事件の後、会場から追放されたディビットさんに関しては…
土曜日の朝にも気候変動アクティビストのポンテュスさんのことを書いたばかりだけど、週末に行われたユーロヴィジョンソングコンテストの予選でも、気候変動アクティビストによる大胆な行動があった。スウェーデンにいる人は、この話みんなもう知っていると…
以前にElleの連載でも取り上げた食品ロスへのスウェーデンのスタートアップの取り組み。最近は、以前から人気だったパン屋さん、ケーキ屋さん、レストランやスーパー、コンビニなどで廃棄されるはずの食品を、簡単に購入してピックアップできるアプリの人気…