swelog 今日のスウェーデンのニュース

多様化社会、環境、移民、働き方などスウェーデンのちょっと違った「ほんまかいな!」なニュースから、毎日ひとつ選んで紹介しています

再生プラスティックの需用の法則

飲みものなどのペットボトル。この容器の材料として使われる再生プラスティックの価格がヨーロッパでは新生プラスティックより高くなった、と製造材料価格分析会社であるS&Pがレポートにまとめている。 背景には再生プラスティックの需用が増えたことと、新…

年金支給年齢繰り上げは当たり前では?

それまではあまりスウェーデンのニュースに興味のなかった私が、これは社会の動きをもう少しちゃんと抑えておいた方がいいのではないかと思った、そもそものキッカケは年金にまつわるニュースだった。 今から7年ほど前、当時の政権を握っていた穏健党のライ…

「SNSは時間の無駄」という調査結果

スウェーデンでは80%の人がSNSを使っており、学生に限るとその率はほぼ100%。しかし、4割の人はSNSはだだの時間の無駄使いだと思っている。 これは毎年行われている「スウェーデン人とインターネット」調査の最新結果だ。調査ではこれまで使用の有無を尋…

よくわからない5Gのニュース

大きなニュースになっていて話されていることの大枠はわかるものの、実際その中身がよくわからないニュースがある。たとえば、この新しい携帯通信網である5Gとそれを世界へ提供している中国企業のHuawei関連の一連のニュースだ。 以前からHuaweiの提供する…

ストックホルム群島で漁ができない理由

今日の話は「くらげ」です。 ストックホルム群島周辺では何百万というくらげが大量発生中で、その美しさに(!)多くのダイバーを集めている。 繁殖期に好条件(?)が重なり、近年あまりみられたことのない光景が海の中で広がっているそうだ。くらげは桟橋…

再生可能だからといって電力消費を増やしていいのか?

スウェーデンの電力使用量はこの先2045年までに60%増え、この増加分をすべて風力発電で賄うとすると新たに風力発電基が14,400、すべて原子力発電なら今のリングハルス1号基と同じ発電力をもつものが11基必要になる計算だという。これはスウェーデンの経団…

北欧、北極圏と気候危機 swelog weekend

地球全体の気温上昇レベルと比べて、スウェーデンでは気候変動の影響が2倍強くなっている。北極圏の海の氷は1979年と比べて41%も減少しており、今週からストックホルムの北方民族博物館では「氷が溶けていく時」という大型企画展示も始まった。 日本の超大…

国境でのダブル・コントロール開始へ

現在デンマークからスウェーデン南部へ橋やフェリーを使って入国する際には国境検査が行われているが、この11月12日からは、スウェーデン側からデンマーク側に入国する際にも身元確認の実施が決定した。背景にあるのは、今年、デンマークで頻発したスウェー…

土壌分解される木でできたプラスティク

スウェーデン、スンスバル にあるミット大学の研究者たちは、木の繊維質であるセルロースを素材とし土壌で分解するプラスティック素材を開発した。 現在の石油ベースで自然環境のなかでいつまでも分解されないまま残ってしまうプラスティックに替わって使用…

うなぎ

「Ålevangeliet」 スウェーデンでは今年「うなぎ本」が売れに売れて、この本は既に世界30カ国以上に翻訳されることが決まっているが、昨日は別のうなぎの話題がニュースになっていた。 スウェーデンの西海岸ハランド地方の発電所では、現在、絶滅危険種とし…

ボルボにみる「成長と発展」の捉え方

今年の上半期、ボルボは34万台を売り上げてボルボ史上最高の売上を記録した。しかし、同時に750人の人員削減を決定した。販売台数が増え売上も増えても、競合との間での価格競争や新しい関税の適応などが利益を圧迫しコストを削減する必要がある。 会社の「…

スウェーデン語の通じない介護士たち

ストックホルムの介護施設が介護士たちのスウェーデン語の習得度を上げることに力をいれた結果、職場環境、ひいては入居者の満足度にポジティブな影響がでたことがニュースで取り上げられていた。 スウェーデンでも介護士は不足気味で、雇用する側も言葉の問…

デジタル免許証と身分証明証の未来

ノルウェーやフィンランドでは運転免許証がスマホのアプリになった。この10月から、ノルウェーの220万人の免許証保持者は、国内で運転している時にはこれまでのプラスティックのカードの免許証を携帯しなくてもデジタル免許証があればOKとなる。 デジタル免…

旅行手段は環境フットプリントで選ぶ時代へ

スウェーデン政府は、私たちが長距離旅行の手段を選ぶ際、飛行機、電車、バスの気候問題に対する影響を考えて購入できる手段を提供したいと考えている。 具体的には、チケットを購入する際に値段と一緒に気候への影響を数値で表示することを各交通機関に義務…

朝のニュースが解説する女性のオナニーとバイブレーターの使い方

「え、今、オナニーって言った?、新型バイブレーターって言った?」 昨日の朝、作っていた朝食から目を離して慌ててテレビの画面を見れば、時計はまだ6時52分。「こんな時間にオナニーのニュースですか? やるなぁー」と思う私。 つい先程まで、強行ブレク…

退屈していた退職者ヤンネさん、学校じいじになる

ヨーテボリに住む79歳にあるヤンネさんは2年前から小学一年生のクラスを「学校じいじ」として手伝っている。毎朝クラスに向かい1人しかいない担任の先生の目の届かないところを手伝っている。 ちょっとサンタクロースのようなお髭のヤンネさんは、子どもた…

風力発電ブームで電気の使い方が変わる

スウェーデンで風力発電所の建設ブームがおきている。 これから2022年までの4年間で、現在スウェーデン全体の発電量の12%を占めている風力発電の割合は25%まで伸びる予定だ。スウェーデンでは来年にかけてリングハルス原子力発電所の2基が操業を止めるこ…

弁護士は女性だけ? 職業の男女比が変わる

スウェーデンではもう25年前から高等教育の進学者は女性の方が多い状況だ。この秋、勉学を開始した35万人の男女比率も38%・62%となっている。 さらに現在はこれまでは男性比率が高かった学部で女性のドミナンスが目立つ。今、各大学の法学部は最難関学部と…

スウェーデンのぶどうの豊作で肌身に感じる気候危機

昨日、もうソロソロ季節も終わったと思っていたうちの菜園に行くと、まったく注意を払っていたなかったぶどうが驚くほど実っていた。 ちょっと嬉しいような、でも「あれ! 気候危機の影響がここまで? それはちょっと恐い!」と思ったり、「いや考えすぎでは…

本も量り売り・1キロあたり59クローナで

スウェーデンで売れ残った賞味期限を過ぎた量り売りのお菓子が、密輸されデンマークで売られているというニュース。 スウェーデンから密輸された量り売りのお菓子が、コペンハーゲンのど真ん中で販売されている 少し前にもみた覚えがあるのだけれど、今朝も…

「牛乳なんてやめろ!」広告戦争とその未来 swelog weekend

スウェーデン発のオート麦ミルクは牛乳を駆逐(したい) オートリー(Oatly)はスウェーデン発のオート麦を原料とする人気の植物性ミルクのブランドだ。酪農と肉牛の環境への負荷が議論になっている今、オートミルクの人気はスウェーデンだけでなくアメリカ…

映画のスマホ視聴とミレニアル世代

ヨーテボリ大学の映画学科の研究結果によると、映画を見る際の画面のサイズと内容の理解度には一定の関連性がある。スクリーンサイズが小さければ小さいほど、映画の中の人物の行動の理解することや共感することが難しくなる。また周囲が騒がしい状況の中、…

スウェーデンの初物の値段・ロブスターの場合

日本の魚市場でのセリといえばお正月のマグロがよくニュースで取り上げられるが、スウェーデンでもロブスターの初物のニュースをやっていた。魚市場はもちろんおいしい魚が集まるヨーテボリの魚市場。気になるプライムロブスターのお値段は1キロ52,000クロ…

荒れる図書館

郊外や小さな町の図書館が荒れている。司書に対して攻撃的な態度を取る人が増えたり、図書館がドラッグの取引所として使われたり。2017年くらいから図書館が荒れる傾向は強まっており、対策を講じる図書館も増えてきた。 誰もが無料で思い思いの時を過ごせる…

マリファナ使用を国にきちんと答える国民性

青少年の間での薬物使用が増えているスウェーデンだが、30歳から44歳のグループでもマリファナの使用率が急増中だ。スウェーデン公衆衛生局が実施しているアンケート調査では近年この傾向がはっきりとしてきた。 公衆衛生局は2004年から毎年健康に関する調査…

肉を減らしたスウェーデン人は何を食べているのか?

その答えの一つが、おそらく「キノコ」。 有機栽培のヒラタケを作っているフンギゴーデンでは2016年以降、需要がくんと伸びた。現在年間70トンのヒラタケを生産しているか、このままいけば近いうちにきのこ農場の拡張が必要だ。 ヒラタケは熱を加えてもボリ…

王様はイラついてゴミを自分で拾う

スウェーデン国王グスタフは自然の中でゴミが落ちているとイラついてよく自分で拾っていた、とヴィクトリア皇太子が話している。 昨日の9月21日、世界で一斉に開催されたワールドクリーンアップデー。スウェーデンではNGOの「スウェーデンをきれいに!(Hål…

徒歩と自転車の北欧の小都市が買い物客で賑わうには?

環境問題に対応した交通システムの展開をコミューンの目標として20年前に掲げたスウェーデンのルンド市。 自転車や歩行者、公共交通を中心に備えた政策の結果、最新統計では市街地の移動手段の43%が自転車、20%が徒歩となっている。車を所有していない世帯…

人生100年時代の輝ける職業?

65歳を過ぎても働き続ける先生が増えている。 小中高と基礎的な学校教育を提供しているのがコミューン(日本の市町村にあたる行政)だが、現在先生が不足している状況が続いており退職する年齢になっても引き続き働いてもらったり、退職していた先生にまた働…

意見の異なる見知らぬ他人と「対面で」話す

スウェーデンの公共放送SVTの新しい取り組みがおもしろい。まだテレビ番組になるかどうかも決まってないが、始まったプロジェクトはこうだ。 今スウェーデンを二分する社会トピックに関して自分とは意見の異なる人と「対面で」話してみよう、というのがその…