スウェーデンのジムでは、筋力トレーニングに励む女性が目立ってきている。これまでジムに通う女性の間では、エアロビクスやヨガ系のグループレッスンが人気だったが、マシーンや重量を使って筋肉を鍛える女性が増えている。目指すのは筋肉で大きくなった体…
ダーゲンス・ニュヘテルがIpsosと共同で行った最新の有権者バロメータ調査では、スウェーデンは過去9年間で最も左よりに傾いていることがわかった。仮に今日選挙が行われたら、社会民主党、左党、環境党の支持者合計で50%を上回る。現政権側の穏健党、スウ…
昨日の夕方ヨガのクラスに行って、帰ってきたらスウェーデンの日本大使館からの安全情報メールが届いていた。「スウェーデンにある教会を標的としたテロを計画した疑いのある兄弟がドイツで逮捕された。テロの標的になりやすいところに行くときは注意し、安…
先週ブログを休んでいた間に、ストックホルム市が問題が続出していたCityBikeとの契約を即時解除していた。次のレンタサイクルについてはまだなにも決まっていないということで、再開までには少なくとも1年はかかる見込み。 swelog.miraioffice.com 今のレ…
男女の人口比率は均等であるにも関わらず、スウェーデンの国内ニュースでは男性が3分の2を占め、またスポーツ関連のニュース以外では、白人以外の人はほとんどでてこない。 Mediekompaniet社は広告代理店と広告主の間で、表現と多様性に関する問題に取り組…
この度、スウェーデン国王から勇気、思考、行動の伴った若者へ送られるKompassrosen賞で表彰された19歳のアンドレアス・マグナソンは、気候アクティビスト。この賞は国王の財団「Ungt Legarskap(ヤング・リーダーシップ)」から毎年5人の目覚ましい活動を行…
今年もメディア視聴習慣に関する大規模調査メディア・バロメーター結果が発表された。これによるとスウェーデンでは今もメディア視聴とニュースの消費量が高いまま推移していることがわかった。 パンデミックの前は日に6時間程度であったメディア視聴時間は…
国際的に競争力のある高度人材労働移民のために、政府は移民庁に新しく対応部門を設立する。この年末から、高度な能力人材への労働許可を専門に扱う部署ができ、人材が必要な企業のニーズを優先させる。申請許可は迅速に処理される予定で、高度人材だと認め…
土曜日に行われたユーロビジョン・ソング・コンテストで、スウェーデンのロレーン(Loreen)が自身で2度めとなる優勝をとげた。彼女のパフォーマンスは素晴らしく、またこれでスウェーデンは合計7回優勝したことになり、アイルランドと並んでトップの座に…
この木曜日の朝に耳にしたのは、「毎年50万人が差別されたと感じている」ことをまとめた新しい報告書と、そして、その報告書をまとめたのが「差別撤廃オンブズマン」だというニュース。またオンブズマンには、差別に関する苦情が年間3500件よせられるが、こ…
との抗議の声を上げていたのは、ストックホルムの教師、生徒、そして保護者たち。先週の土曜日に数千人が集まり、学校への予算削減に対抗するデモが行われた。 スピーチに立った教師の1人は「削減された予算を補うために、私たちが身を粉にして働くという状…
「コペンハーゲン」って聞いただけでなんだかウキウキしません?(私だけ?)街の名前だけでそうなのに、その後に「2023年世界建築都市」ってついていたら、もうワクワクしてしまう。 コペンハーゲンは、ユネスコの指定する今年の世界建築都市で、よりサステ…
これはちゃんと書いておかなくては。 4月のニュースレターで、ストックホルムのレンタサイクルがかっこよかった、と書いたのだけれど、そのレンタサイクルには設計上の問題があることがわかり、現在使用できなくなっている。 swelog.theletter.jp 去年から始…
積雪量は例年より少ないが、雪が岩のように硬い。今年もステッケンヨックの荒野の道の除雪作業が始まったが、気候変動のせいか雪の質が以前とは異なり、除雪作業員は固い雪に手こずっている。 (ステッケンヨックについては去年のニュースレターでも取り上げ…
スギ花粉と聞くとそれだけで目鼻がむず痒くなってくるけど、白樺花粉と聞くとどうだろう? なんだか爽やかそうだけど、白樺花粉アレルギーの人の辛さは、きっとスギ花粉アレルギーに負けない(?)のだと思う。 ようやく寒さが緩み始めたスウェーデンだが、…
早ければ、もうすでにこの夏、世界はパリ協定の1.5度の温暖目標を超えてしまう可能性があることをSVTの気候変動問題解説員、エリカ・ビェーストロームが伝えている。私がこのブログを書き始めるきっかけにもなり、スウェーデンで700人が暑さを要因とするスト…
今週のニュースレターではマルメで目下開催中の展示会について取り上げています。 マルメのフォルムデサインセンター(Form/Design Center)で、素材と二酸化炭素排出量に関するミニ展示会が開催中だ。昔ながらの木でできた椅子と金属パイプとレザーを使った…
今日は、え、お隣でこんなことが起こっていたんだ、というデンマークの話。デンマークは、NATO加盟国の目標である、GDP2%の防衛費を2030年までに達成するために、337年間の伝統であった祝日を廃止するというのがそのニュース。 廃止が決まり、昨日が最後と…
「今選挙があったらあなたはどの党に投票するか?」を聞いた最新の世論調査では、極右政党のスウェーデン民主党が躍進した前々回の選挙の前の2017年11月と同レベルまで支持を減らし(16.4%)、投票者数に換算すると25万人相当の有権者の支持を失った。 同党…
ストレス研究所のトビヨン・オーケステッド名誉教授によると、スウェーデンに住むおよそ15%の人が、春の気分の落ち込みを経験する。日が長く暖かくなり、気分が上向きになってもいいこの季節に、気分が落ち込んだり身体が重くてやる気を感じないのは、日光…
このブログでも何度か取り上げている「国境なき記者団」の世界の報道の自由インデックス。書くたびに状況は悪化しているように思うが、今年はジャーナリストが自由に情報を入手し、そして入手した情報を発表することを妨げられないという「グリーン(以前は…
昨日のメーデーに、去年までの8年間、政権を担っていた中道左派の社会民主党が行った演説を、SVTのマルモステイン政治解説員が分析していた。 社会民主党は昨年9月の選挙で、左派連合としての選挙には負けたものの、極右政党であるスウェーデン民主党と戦う…
今日はメーデーでスウェーデンは祝日です。そんな労働者の日だけれれども、今日はスウェーデンの王位継承者、ヴィクトリア皇太子の話をどうぞ。エルのラーゴム連載のこちらの記事、本日から公開中です。 スウェーデンの王位継承者であるヴィクトリア皇太子の…
今週はこちら。 監視カメラはほとんどの場合で安心安全な環境の提供に役立っているが、人にはむやみやたらに監視されないという権利もある。今週の北欧通信は、ホームヘルパーの職場である、個人の家で使用される監視カメラをめぐる問題について swelog.thel…
スウェーデンでは、出版されたすべての書籍はスウェーデン王立図書館に集められ、同図書館が毎年、前年の出版統計と傾向を発表している。これによると、2022年にスウェーデンで出版され流通した本は1万7192ありで、そのうち6228の本がフィクションだった。ま…
スウェーデンの猫の約半数、そして犬の30〜40%は太り過ぎている。これは昨日今日始まったものではなく、長らく続いている傾向らしいが、マルメのペットクリニックではペット向けの痩身コースを提供しはじめた。 6キロの猫の体重が1キロ増えるということは…
日本とスウェーデンの両方の国で中学教師として働いたことのある友人が、スウェーデンでの教職は自分の裁量部分も多く、その面でやりがいを感じるが、日本では誰でももっているような「先生」にたいするレスペクトのようなものがあまりないのが、時々つらい…
少し前から、ロシアからのスパイに関するドキュメンタリーの告知をチラチラと見かけていたのだけれど、今朝起きたらSVTニュースサイトのトップが「プーチンのスパイ」関連ニュースで埋め尽くされていた。 今日放送されるSVTの人気の報道番組「Uppdrag gransk…
スウェーデンは、2022年に世界で最も防衛費を増やした国のうちの一つで、この傾向はフィンランド、リトアニア、ポーランドなど、ロシアのウクライナ侵攻により軍備を補強してきた国でも同様だ。 国が小さいので防衛費総額で比較すると世界の中ではそれほど多…
今朝取り上げるニュースとしては、「連続握手時間新記録!25時間!」もいいなと思ったのだけれど、いや、それよりも皆さまにお伝えしないといけないことが。 昨日から、今年のSVTの「ヘラジカスローテレビ」が始まっている。(下記のリンクから全世界で視聴…