2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧
スウェーデンの三大都市、ストックホルム、ヨーテボリ、マルメでは2015年以降人口が減り続けていた。ヨーテボリでは昨年、マルメでは一昨年から再び増加傾向にあるが、それでも2015年以降、三都市合計で6万6000人の減少となっている。 これはパンデミックで…
スウェーデンでも運動は妊婦や胎児にとって有害であるという俗説がまだまだ根強いそうで、この度これを覆す、妊婦とトレーニングに関する新しい教科書がまとめられ出版された。本は助産師や理学療法士になるために勉強をしている人向けのもの。 1980年代には…
星の配置か、気圧の変化か?いや、そんなことはないのだろうけど、ここのところ気候変動対応系スタートアップの経営破綻のニュースを立て続けに取り上げているような気がするのだけど、今日のニュースもそんな一つ。 H&Mが大型投資していたRenewcellが倒産し…
世界にはひとつくらい日本のように「戦争しません!」って国があったり、スイスやスウェーデンのように「中立でっせ」っていう国があるのがいいと思っていたので、このままトルコやハンガリーがスウェーデンのNATO加盟にいちゃもんをつけ続けて、加盟交渉は…
今週は昨年末に破産申請をしたHövdingについての記事です。倒産までの経緯やその技術は今後どうなるのか、そして買収した後にすべてを失った投資会社のオーナーへのインタビューを取り上げています。 スウェーデン発の革新的で、世界一安全と言われたサイク…
生きていくのに必要なものを食べる、というシンプルな考え方からは遠く離れ、私たちの体は世界中の大企業が取り分を争う、巨大なマーケットでしかないのだろうか? デンマークの製薬会社ノボノルディスクのCEOのもとに食品業界の重役たちから思いがけない電…
ヨーテボリに本社を置くハート・エアロスペース社は最近10億クローナ(約146億円)の新規資本調達に成功したが、現在200人いる従業員の約3分の1にあたる70人に解雇通告をだした。この会社については2020年のブログでも取り上げたことがある。 swelog.miraiof…
アルコールを飲むスウェーデン人の大半は、危険な飲酒の基準値を超えて飲んでいる。スウェーデンアルコール・薬物情報センター(CAN)がこのほどまとめた報告書によると、成人人口の41%が飲み過ぎで、これは人口が1200万人程度のスウェーデンで330万人に相…
2023年10月27日に始まり、3ヶ月を超えて続くテスラでのストライキは1995年でのトイザらスでのストライキの期間を超えて過去80年で最も長期間続くストライキとなった。 しかし今週明るみでた統計で、ストライキは当初労働組合のIFメタルが想定していた形とは…
私は何を見せられていて、何を考えなくてはならないのか、を考える。 1つ目のニュースは北極圏のルレオにある空軍の基地F21航空団での徴兵された新兵への訓練の様子。マイナス10度で雪が降りしきる中、彼らはサリンなどの科学攻撃を受けた場合の除染のやり方…
気候変動関連テクロノジーを開発するための資金がスウェーデンでは足りていないという記事を読んだ。 大きな注目を集めるノースボルトやH2グリーンスチールが記録的な額の資本を集める一方で、スタートアップからスケールアップしようとした段階で資本がつき…
今週のニュースレターはこちらです! ゴムは主に天然のゴムの木か、石油から作られている。持続可能なゴム生産を目指し化石由来のゴムをすべて天然ゴムに切り替えようとすると、新しいゴムの植林地のためには熱帯雨林を伐採し森の多様性を犠牲にすることも求…
今月のエル連載記事が公開されました。今回は「ママたちの反乱!」 「マザーズ・リベリオン(ママたちの反乱)」は、持続可能な社会の実現のため、そして現在と未来の子どもたちのために闘うことを諦めない母親たちが始めた市民活動で、活動名には「ママ」と…
スウェーデンで毎年行われている「若者バロメーター」調査。1万5000人の若者への最新の調査報告書では、若者たちの社会問題への関心の低下と民主主義への信頼の減少傾向が顕著に現れている。代わりに重要性が増しているのは友人の存在だ。 調査を担当してい…
自社製品の中古品を新品と一緒に販売していると以前紹介した子ども服のポラーン・オ・パイレ(Polarn O. Pyret)の売上が絶好調だ。 スウェーデンの人気の子ども服ブランドPolarn O. Pyretは、2020年から自社店舗で自社の子ども服を引き取り再販を行っている…
ストックホルム市は、市の中心地近くにあるブロンマ空港の土地に関する国との契約を解除し、2038年までに空港を廃止すると発表した。 空港がある場所の土地は復元され、その後に2万2500戸の新しい住宅が立つ予定だ。空港の土地は市が所有しているが、市は空…
スウェーデンの元外相で、EUの環境問題委員としても活躍したマルゴット・ヴァルストロームが先週の金曜日キエフを訪れ、戦争による広範な環境悪化に対処するための対策提言書をウクライナのゼレンスキー大統領に提示した。 2022年秋の時点で、環境への悪影響…
産業組合連合の生産性委員会が主催したウェビナーで、米スタンフォード大学のニック・ブルーム教授は火曜日は一番オフィスが混み合う日であることを明かした。調査の多くはアメリカで行われたものだが、リモートワークに関する研究を20年以上続けてきたブル…
スウェーデン農産庁は農家での事故を減らし、農業従事者の労働環境とメンタルヘルスを改善するというタスクを政府から受けているが、実際には農家の健康とメンタルヘルスに関する知識は不足している。今回スウェーデンの専業農家1万人を対象にデジタルアンケ…
スウェーデンでは2月には子どもたちがウインタースポーツを楽しむ(という名目で大人も休む)スポーツ休暇があります。一時にスキー場などが混まないように、南、中部、北という感じでスウェーデンをざっくり分けて、地方ごとに一週間ずつずらして休暇とする…
今発売中のエル・ジャポン2024年3月号で「スウェーデンにきて、やめたこと」を書いています。本誌が発売されたのは1月末ですが、今はエルのウェブサイトでも読めるようになっています。下記のリンクからどうぞ! 手放すとより幸せになれる?私がやめた(やめ…
今朝配信したニュースレターはこちらの話題を扱っています。よろしく! 日本では女性がJALの社長になることが話題になっていたが、今週のスウェーデンではH&Mのヘレナ・ヘルメルソンCEOが辞任したことがニュースになっていた。ストックホルム証券取引所への…
「多様性が高まれば、組織はより強固なものになる」と関係者がコメントしている2つの記事を続けて目にした。ひとつは、徴兵される若者の間で外国にルーツを持つ若者の割合がかなり低く、その要因を分析しようとした記事。 SVTは2020年に兵役義務についた若…
スウェーデン商業連盟のまとめによると、2023年12月には10人に3人がセカンドハンド品を購入し、その売上高は10億クローナ(約約141億円)に達した。 最大の製品カテゴリーは衣料品で、連盟の代表は「セカンドハンド品は買うのが恥ずかしいものから魅力的な製…
1974年に販売されて以来世界中で売れ続けている、オレフォーシュ・コスタボダ社のキャンドル台「スノーボール」。我が家にも3つほどある。 このスノーボールをデザインしたアン・ヴォルフさんが、当然受け取るべきロイヤリティを受け取ってこなかったと1500…