2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧
いえ、これは日本の「Go Toキャンペーン」のことではなくて、昨日スウェーデンで発表されたスポーツやコンサートなど文化イベントでの人数制限緩和のこと。3月中旬以降これまで最大人数は50人とされていたのが、この10月15日からは、観客の間で安全な距離が…
10日ほど前に「スウェーデン政府は、今後の世界の資本主義の流れを変えるかもしれない大きな選択を目前にしている」と書いた、燃料企業大手Preem(プリーム)の製油所の増築計画は、昨日、思わぬ形で決着がついた。 Preemが申請していた増築計画を撤回したの…
「スウェーデンの東北」と私が勝手に呼んでいる北部ダーラナ地方の町、Malung-Sälenコミューンで昨日行われたのは、コミューンの持つ土地に計画されていた大規模な風力発電パークの賛否を問う住民投票。 250メートルの高さの風力発電機を40基建設する当初の…
助け合いの精神を踏みにじって、生活保護や障害者福祉向けの受給金を騙し取るケースは後をたたない。日本でも少し前に、モラルの低い障害福祉サービス事業者が増えその不正受給のケースが報道されていたようだが、スウェーデンで今問題になっているのは犯罪…
フィンランドのヘルシンキの空港で始まったのは、麻薬犬ならぬ「コロナ犬」による、新型コロナウイルス感染者の摘発、じゃないな、判定実験。 このニュースは配信社からも出て日本でも報道されていたようなので、昨日見かけた人も多かったのでは? コロナ犬…
今日の話題はデンマークから。 早くもシーズン2が始まったデンマークで人気の子ども向け番組『Ultra smider tøjet』(究極のスッポンポン? といった意味でしょうか?)は、スッポンポンで子どもたちの前に立った大人たちが、体にまつわる子どもからの質問…
コロナ禍で「危機に備える」ことの重要性がクローズアップされている今年だが、昨日はスウェーデンとノルウェーそれにフィンランドの三カ国が軍事面で新たな協力体制を築くことに合意したとのニュースがあった。 プレスリリースにははっきりとした国名は掲載…
早くも今年の春には中止が決まっていたのは、毎年12月にストックホルム市庁舎で行われるノーベル賞の晩餐会。大きなホールだが千人以上の人がギュウギュウと詰め込まれて食事をするのだから、その中止決定はこのコロナ禍では当然といえば当然。 そして昨日は…
スウェーデンは国家予算の配分という手段を使って、今のコロナ禍が収束すると考えられている来年2021年にどんな国を作っていきたいのか? 昨日、財務大臣から発表された来年度の国家予算案から見えてくるのは、生活の安心と若者の就業促進だ。 コロナ禍の一…
今日から、ストックホルムの街は少し歩きやすくなるかもしれない。 駐車監視員による放置電動キックボードの移動が始まるからだ。違法駐車された車を駐車監視員は撤去できるという規則を利用して、マナーの悪い、歩道の真ん中などに乗り捨てられた電動キック…
温室効果ガスの一つとして牛のゲップやおならとして排出されるメタンガス。この牛からのメタンガスの排出量を抑制するために、スウェーデンの海藻がこの先大きな役割を果たすかもしれない。 ある種の海藻を飼料にまぜて牛に食べさせると、メタンガスの排出量…
スウェーデン政府はこの秋、今後の世界の資本主義の流れを変えるかもしれない大きな選択を目前にしている。その選択とは、これまでの経済至上主義の流れに留まりそのさらなる効率化を選ぶか、それとも気候危機へ対応を第一に考え、ひいてはパリ協定を遵守す…
ウメオ大学で新学年スタートに合わせて実施されたキャンパスでの感染拡大状況を把握するための2万人を対象とした壮大な調査(実験?)。この度、感染拡大はほとんど見られなかったという結果がまとまった。 (どんな調査だったかはこちらをどうぞ) 大学生…
3月から半年近くに渡って実施されていた高齢者向け住宅への面会禁止が解かれることになった。長らく自分の伴侶にも会うことができなかった人たちは、今週公衆衛生庁から出たこの方針の変更を歓迎している。 スウェーデンで残念なことに多くの新型コロナウイ…
SVTの報道によるとコロナ禍の今、スウェーデンでリモートで働いている人は24%。ストックホルムだけに限るとその割合は40%だ。そして、アメリカで行われた調査によるとリモートワークを行った場合、生産性は13%向上するという。 これ以外の詳しい情報はで…
2020年9月15日。なんでもないいつもの火曜日(とはいってもコロナ禍だけど)の朝のスウェーデン公共放送のニュースサイトに並ぶのは、頭からこんな感じのニュースたちだ。 世界の有数の湿地が燃えている「理解しかねるほど多くの火事が」 ドイツでサッカー選…
この5月くらいだっただろうか? 隣国デンマークで始まった「ドライブ・イン」のPCR検査のニュースを見た時は、スウェーデンではなかなか進まない検査の浸透状況と、かなり差があるなぁと思ったものだった。 それが今では、スウェーデン南部のスコーネ地方だ…
近年、顕著になってきていたスウェーデンで国産肉を好む傾向が、コロナ禍で一層はっきりしてきた。今年上半期で牛肉の輸入は14.8%減少したことが、この度、農産庁がまとめた統計で明らかになった。 スウェーデンでは肉の消費は全体では減り続けているが、そ…
新学年が秋から始まるスウェーデンでは、リクスダーグと呼ばれる国会の会期も9月から始まる 。9月8日から始まったこの2020/2021年の会期で、国民が今一番関心を寄せる政治的課題は①医療、②法と秩序に③移民問題と続く(2020年9月第一週、Novus調べ)。 6月に…
今年の春先、3月半ばからスウェーデンにおいてもすっかり変わってしまった私たちの行動様式とは裏腹に、国からのロックダウン要請などがなかったことから「好き勝手にやっている」との誤解に基づくレッテルを他国から貼られてしまったスウェーデン。 そんな…
スウェーデン人材派遣大手のAkademic Workが毎年、学生と働きはじめたばかりの大卒者にアンケートをとって発表している「人気の職業」。今年も6000名を対象として実施された。 上位を占めたのはここ数年の傾向と変わらずGoogle、Apple、Spotifyと行ったIT企…
今も毎週火曜日と木曜日に行われている新型コロナウイルス対策関連省庁合同記者会見。私はすっかりみなくなってしまったが、昨日もしっかり開催された。 昨日の会見で、公衆衛生庁のカールソン長官がコメントしたのは「スウェーデンでの新型コロナウイルス感…
長い夏休みのあとは、毎年やってくるのが離婚の季節。スウェーデンではカップルが分かれる時期に季節的な変動があり夏休み明けのこの時期に多いのは、こちらでも書いた通り。 夏の終わりの離婚の季節 - swelog 今日のスウェーデンのニュース 今年はパンデミ…
もしもあなたがかっこいい人で、フェイスブックやインスタグラムで自分のセルフィーを頻繁にアップしているのであれば、まったく預かり知らぬところで自分の写真がネット上のロマンス詐欺に使われているかも? マーティン・メリーンはスウェーデンのテレビで…
近年スウェーデンで獣医の数は増えているにも関わらず、ペットを診察してもらえる予約を取ることができない人が増えている。 以前と比べると動物の診察用のレントゲンや検査器具なども充実してきており、それと比例するかのように犬や猫などペットの診察で獣…
テンポの速いストレスフルな毎日に対処する有効な手段として、アップルのスティーブ・ジョブズが実行していたことでもよく知られるマインドフルネス。その効果を実感する人も多いなかで、マインドフルネスで逆に不安を感じたり鬱になってしまう人もいるとい…
「セックスのやり方はアダルトサイトやポルノ動画からではなく、学校がきちんと教えるべき」。 若者がアダルトビデオなどを参考にして行う乱暴なセックスにより、怪我をしてしまったりセックスがトラウマになる女の子たちが絶えないことなどを背景として、こ…
スウェーデンのニュースを読んでいると時々でてくる狩りの話題。今日の話は、今年のヘラジカ狩りの解禁日が近づいてきたことと、それへのコロナの影響のニュース。 今年も地方により多少のズレはあるものの、大体今週辺りからヘラジカ狩りが解禁となり、その…
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているスウェーデンだが、70歳以上の高齢者や既往症のある人などは社会的な活動や外出を控え自宅にとどまるように、という公衆衛生庁からの要請は続いている。 昨日の夜のSVTニュースに出演した公衆衛生庁のアンデシ…
先週日本では安倍首相の辞任発表が世間を騒がせた。安倍首相は首相はやめるが国会議員を辞任する意向はなく、政治家としてのキャリアは続けるとした。 同じく先週の半ば、重任の大役を辞任すると発表した人がスウェーデンにもいた。それがスウェーデンの副首…