宅配も増えてきたとはいえ、ネットで買った物はスーパーなどに併設されている郵便受取窓口に自分で取りに行くことがまだまだ主流のスウェーデン。ここ近年のピーク時期には窓口が受け取りを待つ荷物で溢れかえり大変なことになっていた。
小包の配達がパンク中 - swelog 今日のスウェーデンのニュース
パンデミックでさらにネットショッピングが増えている状況で、やってきたのがブラックフライデー。この月曜日の朝にかけて、ポストノードが一昼夜で処理した小荷物の件数は全国で130万個と、これまでの最高件数を更新した。
各受け取り窓口は、夕方ではなく午前中など少しでも空いている時間に来てもらうよう呼びかける、順番は屋外で待ってもらうなど様々な工夫で密な状況を回避するために知恵を絞っている。
ポストノードは増え続ける小荷物の受け取りターミナルとして、コロナ禍で今のところ使いみちのないストックホルム郊外の国際展示場の利用を開始した。車で乗り付けてそのまま荷物の受け取りのできるドライブスルー形式の小荷物受け取りだ。
車をもっていない私には、ちょっと聞いただけでは便利なのか不便なのかよくわからない取り組みだが、月曜日に一番客として荷物を受け取りに来たオーラさんは、この新しい取り組みを好意的にとらえ、おもしろいし満足だとインタビューに答えていた。
そして、小荷物が増えるとゴミも増える。各地のゴミの集荷場では早くも段ボールやプラスティクがあふれかえっているところも。これからクリスマスに掛けて郵便もゴミ回収もちょっと大変な状況が続きそうです。